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鴻上尚史のほがらか人生相談 / 鴻上尚史
所在:本館3F(900-) 請求記号:
公開日:2021/07/09
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レビュアー:豚ミンチ
隣の芝生を気にしない。
★★★★
新しい学生生活の中で、広範囲から集まった友達。楽しいを共有できても、あれ?と感じた事はなかなか口にできない。大人になるにつれ、幼い時に読んだ童話の場面を思い出す。(裸でご機嫌な王様とか)’違う’をなかなか受け入れられない社会に悩む’日本人ゆえ’に触れてくれた一冊。’違う’を’個性’に置き換えるきっかけをくれるかもです。。
北九州とっておきの上等なランチ / 月刊はかた編集室著
所在:本館3F(600-) 請求記号:
公開日:2020/06/26
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レビュアー:こぐま
お昼が待ち遠しくなる・・・
★★★
1人でゆったり過ごしたり、友人とおしゃべりしたり、休日に家族でランチをしたり・・・。
さまざまなシチュエーションに合わせて、お店をピックアップできます。
少し情報は古いですが、北九州近郊でランチに迷われたら是非、この本を読んでみてください。
舟を編む / 三浦しをん著
所在:本館3F(900-) 請求記号:
公開日:2020/06/26
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レビュアー:こぐま
まさかの青春小説?
★★★★★
舞台は出版社。辞書を作るのに人生をかけている男性の物語。年齢はとても若いといえないけれど、辞書にかける情熱は人一倍熱い。ダイナミックなスタントがあるわけでも、強烈な言葉のやりとりがあるわけでもない。けれど、並々ならぬ気合いを感じる。熱い。とにかく熱い。読んでいるこちらが、はっとさせられました。
ジョーカー・ゲーム / 柳広司著
所在:本館3F(900-) 請求記号:
公開日:2020/07/07
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レビュアー:こぐま
諜報組織が活躍するスパイ・ミステリー
★★★
昭和前期の日本が舞台の小説。
漫画・アニメ・実写と様々なメディアで展開されている作品です。警察の小説は数あれど、日本のスパイ小説というのは珍しいのではないでしょうか。サクサクと読み進めるので、隙間時間にオススメです。
サピエンス全史 : 文明の構造と人類の幸福:上 / ユヴァル・ノア・ハラリ著 ; 柴田裕之訳
所在:教員研究室 請求記号:
公開日:2020/06/26
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レビュアー:杜若
圧倒的、文章量…
★★★
文化人類学について書かれた本。我々祖先が誕生し繁栄するまでの出来事を、様々な専門分野から分かりやすく紹介している。特に上巻の前半は、特にオススメ。ただ、分量が多いので、時間のある時に読むのがベスト。
青空の卵 / 坂木司著
所在:本館2F特別図書(おすすめの新書・文庫) 請求記号:
公開日:2020/06/26
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レビュアー:ましかく
テンポよく読み進められる推理小説
★★★★★
書き手の言葉選びが秀逸で、久々に一気読みしました。ドラマ化もされているようなので、今度はそちらも拝見してみたいと思います。
君の膵臓をたべたい / 住野よる著
所在:本館1F(展示コーナー) 請求記号:
公開日:2020/06/26
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レビュアー:ましかく
ハンカチ必須の小説
★★★★
一瞬、飛び上がりそうになるインパクトのあるタイトル。
グロテスクなホラー小説や、黄泉戸喫の類かと思いきや、まさかの…。ラストに進むにつれ、タイトルの意味が解明します。この小説は、切なくて、甘くて、言葉に表すのがもどかしい作品です。
ノーカントリー=No country for old men :DVD1巻 / Juel Coen & Ethan Coen
所在:本館1F(視聴覚資料) 請求記号:DV778.253/N93
公開日:2021/08/04
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レビュアー:自由人
映画史上屈指の不気味な殺し屋登場
★★★★★
殺し屋シガーは、『ジャッカルの日』に登場するジャッカルに匹敵する不気味な存在だった。こんなのに命を狙われたら逃げることは、不可能であると思わせる雰囲気が凄かった。そのシガーに扮したハビエル・バルデムの好演で最高のサスペンス映画に仕上がっている。
ただ、最初と最後に登場するトミー・リー・ジョーンズの役割が、映画の中で余り機能していなかったのは残念だった。
怪談牡丹灯篭(岩波文庫) :1冊 / 三遊亭圓朝
所在:南書庫2F(文庫) 請求記号:913.7/Sa67
公開日:2021/02/16
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レビュアー:自由人
三遊亭圓朝はバルザックに匹敵する天才
★★★★★
有名な新三郎とお露の怪談話は、この落語の一部でしかない。
多彩な人物が入り混じった巧妙な落語を自分で作り、自ら何夜に亘って演じた切ったとはにわかに信じがたい。維新から明治中期にかけての落語家三遊亭園朝は想像を絶する天才だった。当時の観客は円朝の落語に聞き惚れたことだったろう。彼の実演の録音が残されていない今、当時の観客が羨ましい限りである。
実は圓朝はこの落語だけではない。数年前に岩波書店から『三遊亭円朝全集』が発行された。全集の1部である『真景累ヶ淵』、『塩原多助一代記』を読んで彼の想像力の豊かさに圧倒された。
話は元に戻るが、本書で面白いのはやはり新三郎とお露の話である。この怪談話だけを取り出して、今まで数々の映画やテレビドラマや舞台などで上演されてきた。
映画で特にお勧めしたいのは、山本薩夫監督の1968年製作の『牡丹灯篭』である。映画『白い巨塔』で有名な山本薩夫の演出が上手いのは言うまでもないが、新三郎の住んでいた長屋の住人の欲深い夫婦役の西村昆と小川真由美が絶品で思わず唸ってしまった。この映画、時代劇の怪談映画では、フランシス・フォード・コッポラ監督が絶賛した中川信夫監督の『東海道四谷怪談』に匹敵する面白さだと思う。
三国志(吉川英治歴史時代文庫):第1巻 / 吉川英治
所在:南書庫2F(文庫) 請求記号:913.6/Y89/1
公開日:2021/02/16
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レビュアー:自由人
吉川英治版『三国志』
★★★★★
何度この小説を読み返したことだろう。特に、敗者の美学を感じる劉備の死以降の後半が好きだ。
劉備が蜀を治め、これからというときに関羽や張飛が亡くなってしまう。そして劉備も。
残された諸葛孔明は、劉備の漢の復興という遺志を次いで半ば無謀ではないかと思えるような魏との戦いに出陣するのである。実はここからが三国志の一番の見せ場である。前半の魏の曹操や劉備に代わって、蜀の軍師孔明が『三国志』の主人公となる。ところが孔明は蜀に関羽のような優れた武将が不足していることを痛感する。特に劉備の後を継いだ劉禅が父親のようなカリスマもなく凡庸な人物だったのは一番の誤算だった。
蜀が中国を統一できなかったことは、歴史の事実である。それを知っているがために、孔明の焦りというものが、痛いほどこちらに伝わってくる。「私も若くはない。私が生きているうちに何とかしなくては」孔明の気持ちと戦いの結果が空回りするのである。そして最後の五丈原の戦いを迎える。例の『死せる孔明生ける仲達を走らす』である。
この故事は、既に死んでいた諸葛亮の威光により司馬懿を撤退させたことから、既に亡き人物が生きている人物に大きな影響を与えることの喩えとして使われる(wikipedia引用)。だがこの戦い実は負け戦だった。そのため私には寧ろ孔明の無念というものを感じるのである。
『三流は三国志を読み、二流は孫氏を読み、一流は韓非子を読む』と言われているが、気にすることはない。今日のマネジメントにつながるような『韓非子』は社会人になってからでも遅くないと思う。吉川英治版『三国志』は文庫全8巻にも及ぶ大作だが、皆さん学生時代にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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