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1.
論文 |
鄧, 紅
概要:
この論文は、六節に分けて、日中両国における「儒教」、「国教」、「化」という概念を検討することを通じて、日本で四十年以上も続いてきた儒教国教化論争の歴史を回顧し、いわゆる「福井再検討」の問題点を指摘し批判するものである。
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2.
論文 |
鄧, 紅
概要:
「日本における儒教国教化論争について」の第二弾として、まず「福井再検討」以後の主な動向とみられる「渡邊2005」および「福井2005」の合評会部分を検証し、合評会の学術性の欠如を指摘する。そして渡邊「儒教国家論」について、五つの指標を中心に
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くわしく検証し、その内蔵したトリックを暴露し、論理学的錯繆を批判する。
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3.
論文 |
鄧, 紅
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4.
論文 |
鄧, 紅
概要:
『春秋繁露・治水五行篇』に出てくる一年を春、夏、季夏、秋、冬五季、毎季七十二日とする説は、董仲舒の発明ではなく、『管子』の『五行篇』、『四時篇』および『幼官篇』と関連があるとみられる。さらに遡れば、中国上古時代の十月太陽暦とかかわる。
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5.
論文 |
劉, 紅艶 ; 鄧, 紅
概要:
『漢書・五行志』に83条「董仲舒以為」の災異説事例がある。これらの災異説事例は、先行研究によって陰陽感応説と天譴説の二つの系統に分けられている。天譴説の「天」は人格神的存在、つまり「神霊の天」とされ、陰陽感応説の「天」は物質的な存在、つまり
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「自然の天」とされている。小論は先行研究を踏まえて、董仲舒の災異説を「災説」と「異説」に分ける。「災」は人類に実害を与えるもので、内容として陰陽感応説の18条事例と天譴説の「日食記事と若干の例外」を除外する26条事例である。「異」は人類実害を与えないもので、内容として「日食記事と若干の例外」とされた39条事例である。その39条事例を単独的に災異説の第三系統「異説」に分類し、その背後にある「天」は「道徳の天」とみられる。
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