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1.

論文

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辻井, 洋行
出版情報: 北九州市立大学国際論集.  pp.43-57,  2019-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000637/
概要: 本稿は、米国バージニア州ハンプトンローズ地域で、障がい者の社会参加を支援する非営利組織の事例研究を通じて、日本における同様の取り組みに新しいあり方を提案しようとするものである。知的障がい者の支援に取り組むこれらの組織では、リハビリテーション と業務コーチングのノウハウを組み合わせることにより、ビジネスライクな商業ベースでの業務に、支援対象者を取り組ませることに成功している。これらの業務に取り組むことは、支援対象者の具体的な仕事を通じた社会参加を促進するばかりでなく、経済的な自立性を高めることにも貢献している。日本における障がい者の同様の社会参加は、障がい者雇用促進法に基づく法定雇用率によって、私企業や行政機関での雇用促進によって取り組まれている。一方の米国では、ソーシャルワーカーを要する非営利組織が重要な役割を担っている。日本においてもその手法を取り入れることにより、これまでとは異なる障がい者の社会参加のあり方が実現できるのではないだろうか。 続きを見る
2.

論文

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辻井, 洋行
出版情報: 基盤教育センター紀要.  pp.119-155,  2021-12.  北九州市立大学
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000869/
概要: 調査対象である北九州地域の企業において、生産性向上への取り組みのボトルネックとなっているのは、人材不足である。技術人材、生産性向上計画実施人材の不足により、経営者の方針を推進できない状況がある。生産性向上に向けた協働ロボットの導入は、売上高 と従業員数が多く、少品種多量生産で、設備集約型生産割合の多い企業から進めて、導入実績を作って行くことにより、北九州地域での普及が円滑に進むと推察される。 続きを見る
3.

論文

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辻井, 洋行
出版情報: 基盤教育センター紀要.  pp.17-28,  2022-03.  北九州市立大学
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000876/
概要: 本報は、2021年11月25日に、北九州市立大学の全学FD研修「アクティブ・ラーニング型授業における学生の学習を促す評価」にて、紹介した筆者の授業実施方法について、改めて整理し、広くお知らせするためのものである。この研修には、本学内の各部局 から20%の教員が招聘され、特に、大規模授業における受講生の主体的な学びを引き出す方法について、従来やこれからの取り組みについて検討した。学外から招聘された教育方法論の専門家による基調講演の後、経済学部の教員と筆者による授業実践の事例紹介を受けて、参加した教員がグループ・ワークで、各自の経験を共有し、今後の各自の授業運営についての考えを交換した。この研修における筆者の話題提供の目的は、受講生との接点作りにオンライン・ツールを活用したり、受講生によるグループ・ワークに授業時間の多くを用いたりするという方法を示すことにより、本研修参加者同士の意見交換を活性化することにあったと考えている。ここでは、研修時の話題提供の内容を文面として再整理する。 続きを見る