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1.

論文

論文
後藤, 孝夫 ; 松本, 守
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  49  pp.65-74,  2013-12.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000358/
概要: 本稿の目的は,地域鉄道を担っている第三セクター鉄道の経営状況を分析し,その特徴を明らかにするとともに,先行研究の整理に基づいて,第三セクター鉄道が抱える課題について検討することである。その際,実証的コーポレート・ガバナンス(Empirica l Corporate Governance)研究からの知見を援用した第三セクター鉄道の分析の有用性についても明らかにする 続きを見る
2.

論文

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松本, 守 ; 孫, 月
出版情報: 商経論集.  52  pp.43-69,  2017-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000501/
概要: Using a unique dataset of Japanese companies that went public during 1995 to 2004, this paper empirically studies board turnover-performance relations and its impact on performance improvement. This paper finds that board turnover increasas significantly with poor firm performance. This is true even after control for the manager turnover. This paper also finds that manager turnover-performance relations in IPO firms are weak because of managerial entrenchment. Finally, there seems to be no performance improvement after board turnover and manager turnover, even when manager leaves involuntarily. 続きを見る
3.

論文

論文
松本, 守 ; 後藤, 孝夫
出版情報: 商経論集.  52  pp.71-86,  2017-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000502/
概要: This study investingates the relationship between director bounses and performance of 23 Japanese listed railway companies. The analysis yields the following results. First, during 1993-2011, there was a significant positive influence of ROA(Return On Assets) on director bonuses. Second, during 1993-1999, when the Japanese government regulated market entry and exit in railway services, there is a significant negative influence of stock return and the number of board members on director bonuses. However, during 2000-2011, after the Japanese government deregulated the market, these indexes turns into a significant positive influence. 続きを見る
4.

論文

論文
松本, 守
出版情報: 商経論集.  53  pp.79-87,  2018-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000560/
概要: 本稿では,銀行業の取締役会に関する研究のうち,とりわけ取締役会のダーバーシティ(Board Diversity)と銀行パフォーマンス(Bank Performance)およびリスクテイキング(Risk-taking)の関係に関する近年の実証 研究をサーベイしている。具体的には,取締役会における女性取締役(Female Director)・官公庁出身取締役(Politically Connected Director)・兼任取締役(Busy Director)・大学教員取締役(Academic Director)を取り上げている。これらのトピックに関するこれまでの研究結果から,取締役会のダイバーシティが銀行パフォーマンスやリスクテイキングにポジティブな影響を及ぼしていることが分かった。 続きを見る
5.

論文

論文
松本, 守
出版情報: 北九州市立大学商経論集.  54  pp.69-82,  2019-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000624/
概要: 女性役員の比率が高い企業ほど,企業業績が向上する」といった,女性役員のパフォーマンス効果が,メディアを通じて,まことしやかにささやかれている。本稿では,TOPIX500から抽出した日本企業における取締役会のダイバーシティと企業パフォーマンス の関係を,女性監査役を利用した2段階最小二乗法を用いて実証的に分析する。本稿では,取締役会のダイバーシティとして,女性取締役比率と女性社外取締役比率に着目する。このテーマについて,世界各国で研究が積み重ねられているにもかかわらず,一定のコンセンサスは得られていないことに加えて,日本企業を対象とした研究は少ない。分析の結果,業種や内生性などをコントロールしていない場合,女性取締役比率と企業パフォーマンス(ROA・Tobin’ s Q)間には有意に正の関係が見られるものの,その関係は業種や内生性をコントロールすると消滅することが明らかとなった。この結果は,女性社外取締役の登用においても同様であり,メディア等で指摘されているような,女性取締役の登用と企業パフォーマンスにおける正の関係が見せかけの相関である可能性が高いことを示唆している。 続きを見る
6.

論文

論文
松本, 守
出版情報: 北九州市立大学商経論集.  54  pp.83-97,  2019-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000628/
概要: 本稿では,2017年度の「CSR企業調査」のアンケートデータを利用して,相談役・顧問制度とコーポレート・ガバナンスとの関係について,クロスセッション分析を行った。分析の結果,取締役数,社外取締役比率,上位10大株主持株比率が相談役・顧問制度 の設置(人数)に有意な影響を及ぼしており,コーポレート・ガバナンス構造の弱い企業が相談役・顧問制度を設置している傾向があることが明らかとなった。また,相談役・顧問制度は,アドバイスの必要性が高い,事業内容が複雑な企業(Complex firms)や企業特殊的な知識の重要性が高い企業(R&D-intensive firm)において設置されている傾向があることも明らかとなった。これらの結果は,相談役・顧問制度の設置理由として最も多く挙げられている,経営陣に対するアドバイスの必要性がその決定要因の1つであることを示唆していると同時に,コーポレート・ガバナンス構造が弱い企業ほど相談役・顧問制度の情報開示が妥当な要請であることも示唆している。 続きを見る