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論文

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三宅, 博之 ; 宗, 珉鎬
出版情報: 北九州市立大学国際論集.  pp.47-70,  2017-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000548/
概要: 2005年から2014年までの10年間実施された国連持続可能な開発のための教育の10年間(UNDESD)が終了したものの、ESDは持続可能な開発目標(SDGs)の第4目標として、また、ユネスコのGAP(Global Action Progr am)として世界各地で継続実施されている。北九州市では、北九州ESD協議会の下で2006年からESDが実施・展開されてきた。なかでも、そのESDの活動の特徴の一つに韓国のESD地域拠点(RCE)との持続的な国際交流がある。韓国内にはRCEは5つあるが、それぞれ違った特徴を持っている。残念ながら、韓国のRCEの特徴は邦語で表されていないので、日本人の大半はそれらの特徴を知らない。今後のESDの方向性や国際交流を見据えた場合、どのような特徴を持っているのかを知ることは非常に重要である。今回、ESDつながりで江原道インジェ郡に研修旅行(スタディツアー)をする機会を得たことを契機に、RCEインジェがどのような特徴を持っているのか、通常の文献と研修旅行で得た観察・インタビュー・アクティビティ体験などをつうじて、平和教育と生命(命の)教育に焦点をおいているRECインジェのESDの特徴をとらえてみた。 続きを見る
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論文

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児玉, 弥生 ; 三宅, 博之 ; Safrudie, Haris Anwar ; Utaya, Sugeng ; Djatmika, Eri Tri ; Degen, Nyoman Sudana
出版情報: 北九州市立大学国際論集.  pp.39-86,  2018-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000581/
概要: 本稿では、日本とインドネシアにおける環境ESDの現状と実践的課題について考察している。第1節は、HESD(持続可能な開発のための高等教育)、そしてCSR(企業の社会的責任)とCSV(共有価値の創造)の観点から従業員と市民にESDを推進してき た企業等、日本の大学と企業のESD(持続可能な開発のための教育)の意義と内容を示す。第2節は、環境に配慮した施設を備えた学校及びユネスコスクールの取り組み等、小中学校を中心とする日本のフォーマル教育におけるESD実践を考察する。第3節はインドネシア東アジア州のAdiwiyata Schoolプログラム認定学校の施設設備の現状、つづく第4節は同プログラムに認定された中学校における環境教育の教材内容を議論する。最後に、日本とインドネシアの環境ESDの比較考察を行っている。 続きを見る