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1.
論文 |
伊原木, 大祐
概要:
本稿は、エマニュエル・レヴィナスの主著『全体性と無限』の第四部「顔の彼方へ」の分析・解釈を軸に、同時代の現象学者ミシェル・アンリによるエロス論との比較を通して、前者のエロス論がもつ宗教的かつ哲学的な射程を明らかにしている。
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2.
論文 |
伊原木, 大祐
概要:
エマニュエル・レヴィナスの倫理学的思考の中で「共感(sympathie)」という語は一貫して二次的な意味しか与えられていない。しかし、本稿では、その本来の原初的意味である「共-苦」という考えからレヴィナスの著作群にアプローチすることで、共感
…
という哲学的概念に含まれうる積極的な意義を掘り起こしている。
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3.
論文 |
伊原木, 大祐
概要:
本論文は、出来事のカテゴリーをフランス現象学の枠組みにおいて扱う場合にどのような議論が可能であるかを論じたものである。具体的には、ジャン=リュック・マリオンによる「与えの現象学」とクロード・ロマーノによる「出来事論的解釈学」をそれぞれ考察し
…
、比較対照することで、両者の間にある微妙な溝を浮き彫りにすることが目指されている。
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4.
論文 |
伊原木, 大祐
概要:
本論文は、エルンスト・ブロッホの宗教哲学をそのユダヤ性に関連づけながら再構成する目的で書かれている。ブロッホ哲学に内在するメシアニズム論の枠組みを理解するためには、初期の著述を精査することが欠かせない。主としてショーレムのブロッホ観に依拠し
…
つつも、ブーバー思想との類似点および相違点を確かめる中で、無神論を志向したブロッホ哲学のユダヤ性がどこにあるのかを明らかにしている。
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