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1.

論文

論文
下野, 寿子
出版情報: 北九州市立大学外国語学部紀要.  pp.105-127,  2021-03.  北九州市立大学外国語学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000769/
概要: 本稿は、対中果物輸出に関する台湾側の見解の一部を考察し、対中果物輸出に賛成、共産党の統一戦線に台湾農民を巻き込むという理由で否定的、中台統一という共産党の政治的意図があっても農民の所得安定のためにやむを得ないという3種類に整理した。3番目の 見解が主流であるとはいえ、馬英九政権の第2期に入ると、行政院農業委員会は、過剰な対中依存への対策として農産物輸出市場の多元化が必要という見解を示すようになった。 続きを見る
2.

論文

論文
下野, 寿子
出版情報: 北九州市立大学外国語学部紀要.  pp.1-21,  2022-03.  北九州市立大学外国語学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000942/
概要: 本研究は、屏東県選出の立法委員と県長を務めた潘孟安の活動を通して生産者が直面していた問題群や彼らの関心の所在を探求した。立法委員時代には、生産者の関心が自然災害への補償にあったことや政府の不十分な対応を指摘し、対中輸出を問題解決策とみなした 国民党政権の姿勢を批判した。一方、県長就任後には中国向けを含めて自ら積極的に輸出を促進し、蔡英文政権成立後には中国市場への集約から市場多元化への方針修正が観察された。 続きを見る