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1.

論文

論文
清水, 順子
出版情報: 北九州市立大学国際論集.  pp.59-72,  2019-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000638/
概要: 本稿は、日本語学校における非常勤日本語教師が抱く葛藤をTAEで分析したものである。グループインタビューからTAEのステップをすすめ、「教室での効力感を抱くが、現実との交渉では本音でつながることができず、不安によって委縮している」という結果が 得られた。結果の考察からは、非常勤講師の雇用形態や同僚性を気付きにくい職場、制度上の問題が浮かび上がってきた。 続きを見る
2.

論文

論文
小林, 浩明 ; 若杉, 美穂
出版情報: 北九州市立大学国際論集.  pp.1-11,  2022-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000946/
概要: 5年未満で多くの日本語教師がやめていく。日本語教師となって1年目から日本語教師の仕事に「面白くなさ」を感じたWは、やめたいと思わないものの、その後も「面白くなさ」を抱き続ける。本稿は、TAE (Thinking At the Edge:現象 学の流れを汲むユージン・ジェンドリンの哲学理論に基づく「言葉にしがたい意味感覚(フェルトセンス)を言葉に展開する方法」)を用いて、初任期日本語教師の「面白くなさ」の言語化を試みた結果、日本語教師を続けるほど、なりたい教師(自分)から離れていき、なりたくない教師(自分)になっていくからだとわかった。そして、この「面白くなさ」というのは、日本語教師の専門性とされる「常に学び続ける態度」によって感じられたと言える。一方で、日本語教師とは誰のことを指すのかという問題提起を行った。 続きを見る