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1.
論文 |
古勝, 正義
概要:
陳淏「花鏡」と古呉墨浪子「西湖佳話」とを比較検討してみると、ともに杭州西湖へのつよい思いが表現されており、南京と深い関係をもつ書物であり、書中には釈道二家への傾斜、文人趣味(山水園林、隠逸)など共通する人生観や生き方が現われており、また細部
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の措辞においても類似・同一性が認められる。古呉墨浪子の自序および図版の跋語の書きぶりなどを考え合わせると、「西湖佳話」の作者は陳淏その人と見なすほかない。
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2.
論文 |
古勝, 正義
概要:
古呉墨浪子の名で出された「西湖佳話」の作者を解明するために、まず原刻本巻頭に附されている図版を分析して、これに跋語を書いている湖上扶搖子とは陳淏淏であることを指摘し、この書物が南京で「芥子園画伝初集」を制作刊行した王概兄弟や李漁と陳淏との交
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遊圏のなかで生まれたことを述べる。また園芸書「花鏡」の著者でもある陳淏の人物像は十分明らかでないが、長子陳枚が編輯した数部の文集に収める資料からその生涯を素描した。
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