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1.

論文

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浦野, 恭平
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  44  pp.1-17,  2009-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000096/
概要: 本論文の目的は中小企業ネットワークの研究に新たな視点を提供することにある。これまでの中小企業ネットワークの研究では、ネットワーク形成の意義(=経済性)を論じてはいるものの、個別の中小企業が他企業(組織)との関係をいかにマネジメントするか、と いったミクロ・レベルでの議論が十分にはされてこなかった。そこで本稿では、「戦略提携論」の分析ツールをもちいてこの議論の隙間を埋めることを企図し試論を展開している。 続きを見る
2.

論文

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浦野, 恭平
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  45  pp.43-62,  2010-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000102/
概要: 本稿は中小企業における「知識経営」実践の問題を、組織を構成する「個」を活かすという視点から論じている。従来、中小企業のイノベーションは経営者が取り組むべき課題として論じられることが多かった。本稿では経営者の個人的な知識に依存したイノベーショ ンではなく、組織の「個」を活かした組織的知識創造こそがイノベーションを生み出すためには不可欠であると論じている。そして、そのための実践的課題として、ビジョンの設定、場の創出、ファシリテーション機能の確立、人材育成のためのアクションラーニングの実践について言及している。 続きを見る
3.

論文

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浦野, 恭平
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  pp.19-37,  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000107/
概要: 本稿の研究目的は中小製造業のイノベーション促進要因について検討することである。本稿ではイノベーションは経営者の個人能力だけによるものではなく、個々の従業員が有す能力・知識を動員して新たな知識を生み出す「知識経営」によって達成されると考え、「 知識創造論」、及び関連する先行研究をもとに、経営者による(1)ビジョンの設定、(2)相互作用の「場」の創造、(3)ファシリテーション、(4)実践をつうじた人材育成、(5)外部組織との連携の推進をイノベーションの促進要因として抽出した。そして、北九州市に本社を置くシンクフリー社(本社北九州市、資本金1000万、従業員数35名)への聞き取り調査により5つの促進要因の有効性を検証した。同社では、継続的に新規事業・新製品の開発に成功しているが、その背景に「知識経営」の実践があり、そして、上記の5つの促進要因が働いていることが確認された。 続きを見る
4.

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浦野, 恭平 ; 迎, 由理男
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  47  pp.51-56,  2012-02.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000117/
概要: 本稿は北九州地域の優良企業の発展過程を記録・分析することを目的に実施している経営者を対象としたインタビュー調査の一部成果である。調査にあたっては幾つかのポイントを設けた。すなわち、「成長の時間軸」に沿って当該企業を取り巻く経営環境がどのよう に変化してきたか。そして、それへの対応としての各社の「経営内容」がどのように変化してきたか、をクロスさせて質問項目を設定した。具体的には経営内容を示す項目としは「経営理念・ビジョン」、「経営戦略」、「市場動向」、「業界動向」、「製品技術他技術・スキル」、「ビジネス・システム」、「組織および管理制度」を取り上げた。本号では2010年度に実施した(株)タカミヤ、シャボン玉石けん(株)、(株)タカギ3社の経営者を対象に行ったインタビュー調査の結果を纏めている。 続きを見る
5.

論文

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浦野, 恭平
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  49  pp.1-22,  2013-12.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000343/
概要: 本稿の目的は中小製造業のイノベーションを促進する個人(=イノベーター)の行動特性について明らかにすることである。論文ではまず我々の研究の全体的なフレームワークを明示し、次いでイノベーターに関する代表的先行研究の内容を整理・確認し、そして、事 例研究によって先行研究で示された行動特性の有効性について検証している。最後に理論研究・事例検討から得られた知見をふまえた我々の研究上の課題について論究している。 続きを見る
6.

論文

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畔津, 憲司 ; 齋藤, 朗宏 ; 前田, 淳 ; 浦野, 恭平
出版情報: 北九州市立大学商経論集.  56  pp.1-13,  2021-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000725/
概要: 北九州市立大学経済学部では、2019年度より新カリキュラム運用開始に伴い、2年次必修キャリア科目として「キャリア開発Ⅰ」を新規開講した。本稿の目的は、当該キャリア科目を新規開講するに至った経緯、カリキュラム上の位置付け、授業の内容とねらいを 説明した上で、開講初年度の学生の取り組み状況や到達度調査の結果を報告するとともに、より良い授業運営のための課題を提示することである。 続きを見る