close
1.

論文

論文
山口, 裕子
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要.  pp.87-108,  2020-03.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000837/
概要: 国際人口移動をめぐるマクロの概況を捕捉したうえで、2019年4月の入管法改正に至る、日本の外国人受け入れに関わる制度的な変遷と課題を、技能実習制度との関係を中心に考察する。
2.

論文

論文
山口, 裕子
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要.  pp.119-143,  2022-03.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000896/
概要: ジャカルタで1965年に発生したクーデター未遂である「9月30日事件」は、政権交代と親共から反共への転換の契機となった独立後のインドネシア最大の事件である。1998年のスハルト中央集権体制崩壊後は、民主化が進む中で、それまでタブーだった事件 とその後の集団的暴力についての調査研究が国内外で進んでいる。本稿ではその中から、民主化草創期の2000年に地方のある学生団体が、政治経済的周縁社会の視点から集団的暴力にせまった『覚書』を解読する。暴力の経験の記憶は、時に他者の記憶や事件をめぐるマスターナラティブを参照しながら語られ、上書きされながら、地方版の集合的記憶が生成する様態を考察する。また近年生成される事件をめぐる社会的記憶が、事件を共産党員の仕業に帰してきた旧体制期の公式見解の枠組みを実は踏襲しており、それを超克してはいないことも指摘した。 続きを見る