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1.
論文 |
板谷, 俊生
概要:
中国では現在年間400本以上の国産映画が制作されている。しかし、中国国内の映画市場はハリウッド映画がほとんどを占めている。国内の映画では相変わらず第五世代監督作品に人気が集まっている。この現状を打破するかのように、各国の国際映画祭で様々な賞
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を受賞した第六世代、第七世代監督が中国映画市場に登場するようになってきた。本編ではこのような若手監督にスポットを当て、彼等の、特に中国少数民族の人・文化・社会等を扱った映画を紹介する。
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2.
論文 |
小林, 浩明
概要:
本稿は、大学日本語教師養成課程における日本語教育実習の在り方を問い直したものである。先行研究では、日本語教師を志望することを前提としてどのように教育することで実習生を日本語教師として育てていくのかが論じられているが、特に、併設日本語教師養成
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課程の場合は、資格取得の色彩が強く、日本語教師を志望しない学生が半数以上を占める。日本語教師以外の進路を決めている実習生に対して、従来のように日本語教師になるための日本語教育実習を行うことは、実習生、留学生(日本語学習者)、実習指導教員のいずれにとっても好ましいことではない。そこで、三者の観点からこれまでの日本語教育実習を批判的に考察することで、①「日本語を教えることを主目的としない教育実習」②「日本語教師ではできない授業」③「今の留学生にとってサポートが必要なこと」の3つの条件を得た。そして、この3条件を満たす日本語教育実習として、実習生による留学生のための就職活動支援講座を提案した。
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3.
論文 |
清水, 順子 ; 小林, 浩明
概要:
本稿は学部留学生対象の読解授業の在り方を検討したものである。言語教育の分野で新たなパラダイムシフトが起こり、社会の構成員としての学習者の自律性が重要視されるようになっている。また、大学における学びも学習者の自律的かつ主体的な行動なしには成立
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しない。学習者オートノミーを育てながら読解力を養成するために、日本語の授業で何ができるのだろうか。そこで、個々の学習者が自律的にテキストに取り組むために個別対応型チュートリアルの授業を行い、一人一人の学びに対応することにした。さらに、従来の読解授業では、一斉授業方式で行われ、学習者の読みの結果のみを扱ってきたことが問題であった。そのため、個々の学習者の読みのプロセスを共有し、自己発見を促すためにピア・リーディングの授業を並行して行うこととした。ピア活動における他者は、学習者の「読んだつもり・わかったつもり」にゆさぶりをかける存在であり、対話という他者との相互作用によって新たな発見が起こり、テキストへの更なる理解をめざす。
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4.
論文 |
山﨑, 勇治
概要:
日清戦争後の清国賠償金をめぐる英・露・仏・独の壮絶な外債引き受け権獲得戦で英国の勝利に導いた清国総税務司ロバート・ハート。彼とイギリス本国の間で交わされた159回におよぶ秘密書簡と電報を紹介したものである。
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5.
論文 |
山﨑, 勇治
概要:
英国カーディフ大学生が、九州電力株式会社北九州支店で3ヶ月間の企業研修を行った。この学生が体験した日本的経営を率直に記している企業研修日誌を紹介したものである。世界でも例がない外国の大学生が日本的経営を体験記は貴重である。
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6.
論文 |
迎, 由理男
概要:
明治期において巨大な関係事業をもっていなかった安田銀行が総合財閥系銀行に伍して成長しえたのは、急成長する投資家と結び付き産業金融を展開する一方で、地方銀行との取引や地方金融に積極的に進出した点にあった。
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7.
論文 |
安岡, 匡也
概要:
本稿は老年期の生活保障のために存在する年金制度と全世代に対して最低生活を保障するために存在する生活保護制度について簡単な制度説明を行う。それを踏まえた上で、年金制度と生活保護制度が併存することにより年金保険料支払いをしないモラルハザードが存
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在し、そのようなモラルハザードをどのように解消することができるのかを考察する。結果として、年金の給付水準を高めることによってモラルハザードを回避することが可能であるが、児童手当を増加させて出生率を引き上げることで年金の給付水準を高めることが可能である。また、年金給付を公債発行によってある程度賄っているとしても出生率の引き上げで財政の持続可能性を満たすことができる。
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8.
論文 |
浦野, 恭平
概要:
本稿は中小企業における「知識経営」実践の問題を、組織を構成する「個」を活かすという視点から論じている。従来、中小企業のイノベーションは経営者が取り組むべき課題として論じられることが多かった。本稿では経営者の個人的な知識に依存したイノベーショ
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ンではなく、組織の「個」を活かした組織的知識創造こそがイノベーションを生み出すためには不可欠であると論じている。そして、そのための実践的課題として、ビジョンの設定、場の創出、ファシリテーション機能の確立、人材育成のためのアクションラーニングの実践について言及している。
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9.
論文 |
田中, 淳平 ; 安岡, 匡也 ; 林田, 実
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10.
論文 |
迎, 由理男
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11.
論文 |
福井, 直人
概要:
本論文の目的は、従来は見られなかった人事考課基準、すなわちCSR(企業の社会的責任)を実現するための行動評価基準が、なぜ近年になり導入されはじめたのかについて探索的に分析することである。まず、人事考課の有効性に関する諸研究が鳥瞰的にレビュー
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され、CSR行動評価基準が、従来から提示されてきた「人事考課の有効性」によって捕捉しえない新たな考課基準であることが明確にされる。次いで、今後の人事考課研究ならびに人的資源管理研究も、CSR論の知見を積極的に摂取することの重要性が強調される。文献レビューにおいて見出された理論と現実の乖離を埋めるべく、CSR論の知見を援用しつつ、人事考課の新しい有効性概念として「社会性」概念を新たに措定する。さらに同概念を用いて、三井化学における考課基準を再解釈する。結論として、CSRの実現が企業にとって喫緊の課題となっていることが、CSR行動評価基準を導入する理由になっていることが示される。
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12.
論文 |
畔津, 憲司 ; 山田, 誠治
概要:
本研究では,企業による労働者の自由な解雇を防ぐ雇用保護規制が労働者の労働エフォート供給インセンティブにいかなる影響を与えるかを分析する.本稿の目的は,労働インセンティブを考察する代表的モデルであるShapiro and Stiglitz (
…
1984) の枠組みを用いて,雇用保護規制に関するインプリケーションを得ることである.雇用保護規制が労働者の労働インセンティブを妨げないために最も重要なのは,怠業者の非怠業者に対する解雇確率を相対的に引き下げないことであることがわかる.
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13.
論文 |
迎, 由理男
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14.
論文 |
浦野, 恭平 ; 迎, 由理男
概要:
本稿は北九州地域の優良企業の発展過程を記録・分析することを目的に実施している経営者を対象としたインタビュー調査の一部成果である。調査にあたっては幾つかのポイントを設けた。すなわち、「成長の時間軸」に沿って当該企業を取り巻く経営環境がどのよう
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に変化してきたか。そして、それへの対応としての各社の「経営内容」がどのように変化してきたか、をクロスさせて質問項目を設定した。具体的には経営内容を示す項目としは「経営理念・ビジョン」、「経営戦略」、「市場動向」、「業界動向」、「製品技術他技術・スキル」、「ビジネス・システム」、「組織および管理制度」を取り上げた。本号では2010年度に実施した(株)タカミヤ、シャボン玉石けん(株)、(株)タカギ3社の経営者を対象に行ったインタビュー調査の結果を纏めている。
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15.
論文 |
白石, 和孝
概要:
国際会計基準第38号(IAS38)「無形資産」の規定を中心に、当初認識後の測定、とりわけ「なし崩し償却」と「減損」という二つの重要な測定または評価問題に焦点を絞って詳細に検討するとともに、そのIAS38(さらにはIAS36)のもつ幾つかの際
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立った特徴や重要な課題について述べたものである。
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16.
論文 |
別府, 俊行
概要:
本稿は、経営学の、組織の運用・管理面での効率と効果が十分考慮されてきたかどうかをベースにした、不満を問題提起するものである。いわば、大学や社会でさかんに導入・教育されている現下の経営学は、実際に役に立っているのか、筆者は疑問視している。そし
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て、経営学をこのように捉えると役立たないことはない、という指導の方向性にも言及した。
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17.
論文 |
安岡, 匡也
概要:
本稿は、少子高齢社会における最適な公的介護保険の規模を考察することを目的とする。具体的には、現実の経済状況から求めたパラメータを用いて、数値計算を行い、若年世代と老年世代に対する介護保険のための負担をどの程度に設定することが社会厚生の観点か
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ら望ましいのかを考察する。分析の結果として、次のことが明らかになった。小国開放経済においては、現実的な経済に基づいたパラメータの下では、老年世代に対する負担を増やして、若年世代に対する負担を減らすことが社会厚生の観点から望ましいことが明らかとなった。閉鎖経済においても、老年世代に対する負担の増加によって、社会厚生が増加する。さらに1 人当たり資本蓄積が増えるので、賃金所得を増やし、その効果を通じて社会厚生を増加させることが分かった。以上より、現在の介護保険制度の世代間負担比率を見直すことは社会厚生の観点から妥当であることが明らかとなった。
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18.
論文 |
福井, 直人
概要:
本論文の目的は、近年のアメリカにおける人的資源管理制度のなかで注目を集め始めている「パフォーマンス・マネジメント」について理論的な考察を行ない、その人的資源管理論的意義を探究することである。パフォーマンス・マネジメントに関する既存研究を鳥瞰
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的にレビューすることにより、従来の人事考課制度との共通点ならびに差異を洗い出すとともに、類似概念である戦略的人的資源管理との関連性についても言及する。
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19.
論文 |
朱, 乙文
概要:
本稿では、耐久消費財が耐久性の異なる複数のコンポーネントによって生産される場合を考え、コンポーネント間の生産費の相違に注目し、アフターマーケット競争がフォアマーケットの取引に及ぼす影響について分析を行う。具体的には、独占的耐久消費財市場下で
…
、二つのアフターマーケットの市場構造、すなわち独占的アフターマーケットと競争的アフターマーケットを取り上げ、耐久性の長いコンポーネントの生産費が相対的に十分に高い場合においては、アフターマーケット競争によって、フォアマーケット価格は低下し得るが、耐久性の長いコンポーネントの生産費が相対的に十分に低い場合には、アフターマーケット競争によるフォアマーケット価格への影響はないことを示す。
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20.
論文 |
西澤, 健次
概要:
いわゆる資本等式は、過去ないしは小規模の企業形態で行われる会計を対象として、もっぱら複式簿記機構の説明の道具として用いられたものであるが、その説明さえも現代の会計においては不十分な道具としてしか認識されていないように思われる。しかし、それに
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もかかわらず、国際会計基準をはじめ、日本基準においても資本の部を「純資産」という言葉に置き換え、資産・負債アプローチの考え方を進行させている。会計主体論の立場からしても、別段、資本主理論の立場を表明しているわけでもないにもかかわらず、現代の会計は、投資家に対する情報開示を主たる目的として、財産表示、負債表示を過敏な認識・測定が過度なスピードで進めている。つまり、資本等式ないしは、会計主体の問題を棚上げ、判断停止したまま、会計行為がなされているとも言える。目下、この重要な問題を看過されている。会計の諸問題を解決するには、単なる先祖帰りの静態化を図ることでは困難であろう。それ故、根本問題としての「資本等式」の問題、会計主体の問題をなおざりにせず、新たなモデルを検討する時期に来ているように思われる。
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21.
論文 |
河嶋, 静代
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22.
論文 |
黒田, 耕司
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23.
論文 |
前田, 譲治
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24.
論文 |
芳之内, 雄二
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25.
論文 |
田部井, 世志子
概要:
人間はパスカルがいうように否応なしに死刑囚の状況を背負わされている。しかし、とりわけ「死の現実性」を社会のあらゆる所から覆い隠そうとする企図が支配する現代社会において、大抵の人間は日常の営みに忙殺され、それを意識することはほとんどない。そう
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いう意味でも、生について真摯に考えるためには、今、むしろ死の教育が必要だといえるだろう。D・H・ロレンスといえば一般的には性あるいは生に根差し、生命力を謳歌した作家・詩人ということで知られている。生に徹底的にこだわったロレンスであるが、彼が死とどのようにかかわったのかという問題については、従来、批評家が殊更関心を示すことはなかった。そこで本論では、まず、ロレンスが若い頃から、とりわけ後半生において、生のみならず「至上の超越者」ともいうべき死にいかに取り憑かれ、死の問題と対峙してきたかをざっと見ていき、彼が死に対する想いをどのように表現しているのかを、主に中・後期の随筆等を中心に検証する。その過程を通じて、エトルリアの遺跡巡りがロレンスの死生観に与えた影響がいかに大きかったかが明らかとなるだろう。本稿の目的は、これらの作業を通じて、「生命の司祭」としてのロレンスの一般的なイメージを大きく覆すと同時に、生命の充実や謳歌には、死との対峙、その理解と受容がなくてはならないという人間の真実に改めて目を向けることにある。
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26.
論文 |
岡住, 正秀
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27.
論文 |
前田, 譲治
概要:
登場人物が生活の質的向上を目的として自由意志により移動を行った場合、例外なく、希望とは完全に反した結果が訪れる一貫性をマラマッド文学は内包する。それらの行動を行った登場人物に対する作者の視線も冷淡である。他方、人口に膾炙した複数のアメリカ文
…
化論が、アメリカ人は移動を生活状況の向上に資するものと認識する傾向が強い点を強調している。そうであるならば、マラマッド文学は、アメリカにおける一般的価値観に対するアンチテーゼを展開する側面を持つ。他方、ユダヤ人の歴史に着目すると、ユダヤ人の移動に関しては、自由意志とは無関係に環境に強いられる形で実行され、また、自由には行えなかったイメージが支配的である。そのようなイメージを持った、ユダヤ人にとっての典型といえる移動を行う登場人物がマラマッド文学には多数登場する。それらの人物は肯定的に描かれる傾向が極めて強く、作者の共感の対象となっている。以上に確認できた、二種の移動各々に対する作者の対極的な評価を根拠に、マラマッドを、ユダヤ人の歴史を意識し続けつつ執筆活動を行い、Americanizationを拒絶する姿勢が鮮明な作家と位置付けた。
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28.
論文 |
岩本, 真理子
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29.
論文 |
五月女, 晴恵
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30.
論文 |
内田, 晃
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31.
論文 |
伊藤, 解子
概要:
観光鉄道の一種であるケーブルカーを地域活性化に貢献し環境適合性の高いインフラとして活用していく必要があるという観点から、北九州市の帆柱ケーブルを対象とし、まず、その歴史的経緯を踏まえた現況や他のケーブルカーとの比較からみた属性等を整理し、次
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にアンケート調査に基づき来訪者の評価や要望を把握し、さらに今後の活用の方向について、観光地としてのポテンシャル、観光対象としての価値、及び自然とのふれあいという3つの視点から考察を行った。
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32.
論文 |
南, 博
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33.
論文 |
石塚, 優
概要:
高齢者が地域で普通に生活できる条件を整えるためには、古典的コミュニティの機能を期待できない今日では、住民が居住している地域で活動することが重要と考える。そこで地域活動への参加の要因について間接的資料を用いて検討した結果、地域の伝統的行事や祭
…
り等の催しに参加し、社会関係を広げること、友人や仲間を地域内に作ることが重要である。これらのインフォーマル・グループの存在が居住している地域での活動には重要であると推測できる。
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34.
論文 |
吉村, 英俊
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35.
論文 |
伊藤, 解子
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36.
論文 |
内田, 晃
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37.
論文 |
石塚, 優
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38.
論文 |
南, 博
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39.
論文 |
黒田, 耕司
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40.
論文 |
児玉, 弥生 ; 須藤, 廣
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41.
論文 |
Tajima Tsukasa
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42.
論文 |
柳井, 知弘 ; 野井, 英明
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43.
論文 |
黒田, 耕司
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44.
論文 |
児玉, 弥生 ; 加倉井, 美智子 ; 重信, 幸彦
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45.
論文 |
村上, 太郎 ; 税田, 慶昭
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46.
論文 |
湯ノ口, 文子 ; 田中, 信利
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47.
論文 |
田部井, 世志子
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48.
論文 |
寺田, 由美
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49.
論文 |
福島, 勲
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50.
論文 |
堀尾, 香代子
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