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1.
論文 |
尹, 明憲
概要:
1997年秋から深刻な経済危機を経験した韓国は、開発戦略のパラダイムの転換を迫られ、果敢な構造改革を遂行してV字型回復を遂げた。韓国が選んだ戦略は、「投入」よりも「技術」を重視し、知識基盤経済を実現するためのイノベーション・システムを確立す
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ることであり、政府の技術関連政策も大きく変化した。このような韓国での変化は、将来の環黄海地域での技術交流・産学連携に資するところが大きい。
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2.
論文 |
柳井, 雅人
概要:
本稿は九州・山口地域の中小製造業を例として、新事業展開の契機と成功要因に焦点をあて、集積維持の要素とは何かを追究する。新規事業の成功要因をまとめると、①成長するニッチ市場の開拓、②顧客を新製品の市場として再認識すること、③地域の公的機関を市
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場、情報等のアンテナとして利用すること、④大手企業から管理・生産技術を学習し異なる市場で試すこと、⑤経営者の先を読む力、を指摘できる。これらの要素が継続的に現れる地域は、革新的な集積地域を形成できるのである。
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3.
論文 |
山﨑, 克明 ; Gary Crag ; Marilyn Taylor ; Tessa Parkes
概要:
パートナーシップが強調されるようになると共に、これまでは政策過程の「外部者」"outsiders"と思われてきた多くのボランタリーおよびコミュニティ組織に新たな参加の機会が開かれてきた。しかしこのことは同時に、それらの組織が内部者として活動
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する一方で自らの自律性を維持するための努力が必要になるという新たなジレンマを生み出しつつある。本稿はこれらの組織が政策や課題に影響を与えようとする際に行う戦略的選択 strategic choicesについて検討する。本稿では政策過程における「内部者」と「外部者」という単純なカテゴリー化はせず、戦略的選択はこれよりも複雑かつダイナミックなこと、内部者の戦略は外部者の戦略に依存し、その逆も成り立つこと、多くの組織は両方の場で活動していることを論じる。
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