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1.

論文

論文
板谷, 俊生
出版情報: 北九州市立大学国際論集 = CIEE journal, the University of Kitakyushu.  pp.1-11,  2007-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000033/
概要: 中国の新劇は話劇という。話劇は1907年に清国留学生が日本東京で結成した劇団「春柳社」の旗揚げ公演からスタートした。 今年は中国話劇の誕生百周年に当たる。劇団「春柳社」の代表者の一人に李叔同という東京美術学校の留学生がいた。 来日前、彼は上 海にいた。その頃の上海は学校演劇に火がついた時期、話劇の萌芽が生まれようとしていた時期であった。 本論では彼が東京に留学する前の上海の学校の状況や教育事情について検証した。 続きを見る
2.

論文

論文
水本, 光美 ; 福盛, 寿賀子
出版情報: 北九州市立大学国際論集 = CIEE journal, the University of Kitakyushu.  pp.13-22,  2007-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000034/
概要: 本研究は、現代テレビドラマにおける20代から30代の若い女性登場人物と現実社会の同世代の女性による「わ」や「かしら」のような女性文末詞の使用実態調査により、その特徴を比較分析するものである。ドラマの中で普段は女性文末詞を使用しない若い女性登 場人物に焦点をあて調査した結果、彼らは反論、非難、抗議、自己主張などの主張度の強い場面において頻繁に女性文末詞を使用するという特徴を数値化により明らかにした。そのうえで、現実社会においても同様な傾向がみられるかどうかを検証するために、同世代の標準語を話す若い女性たちに、主張度の強い場面を設定したロールプレイを演じてもらい、その会話を詳細分析した。その結果、ドラマのように女性文末詞を使用する傾向は認められなかった。これより、現実社会では若い女性たちから女性文末詞はほぼ消滅しつつあるということが実証された。現実に使用されていない女性文末詞がドラマの主張度の強い場面に現れる理由として、脚本家が変化する言語使用を認識せず過去の女性の言語使用をモデルとしている可能性、あるいは、脚本家による何らかのジェンダー・フィルターが存在する可能性が推察される。 続きを見る
3.

論文

論文
印道, 緑
出版情報: 北九州市立大学国際論集 = CIEE journal, the University of Kitakyushu.  pp.23-39,  2007-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000035/
概要: 言語教育における教員養成の傾向として、実習生の内省的意識を高めることにより授業を改善するreflective teaching という考え方が主流になっている。この論文では、北九州市立大学の日本語教員養成課程で行っている教壇実習授業の文字化 資料をもとに、実習生による授業の「振り返り」能力と「意志決定」能力の養成を取り上げた。目的は次の2つである。①実習生が自律的に自分の授業を「振り返る」能力を身につけることが‘teacher development’ の必要不可欠な段階であると位置付けた上で、「振り返りのプロセス」を促進し、その能力を開発するためにどのような意識を高めればよいのかという問題について論じる。②次に、実習生が授業において常に迫られる意志決定の能力を養成するための方法について考察する。まず、実習授業における教授技術の内容として5つのインターアクションの技術を取り上げ、それぞれについて意志決定に迫られる可能性のある事例を、実際の教壇実習授業のデータから抽出する。次にその事例をもとに、実習生の意志決定能力を促進するための1つの方策として「教師行動の選択肢リスト」の作成とその活用を提案する。 続きを見る
4.

論文

論文
小林, 浩明
出版情報: 北九州市立大学国際論集 = CIEE journal, the University of Kitakyushu.  pp.53-62,  2007-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000037/
概要: チューター制度は国立大で始まった留学生支援システムである。本稿は、北九州市立大学を事例として私費学部留学生及び短期留学生が主体となっている大学のチューター制度の問題点を検討した。北九大で全学的なチューター制度が導入されたのは2002年度から であるが、チューター及び留学生に行った調査の結果、国立大での先行調査と同様の問題点を抱えていることがわかった。チューター制度を改善していくためには現行の留学生支援体制では限界があり、国立大と同じく留学生アドバイジングに専従できるスタッフが必要である。 続きを見る
5.

論文

論文
印道, 緑 ; 田吹, ともみ ; 應地, 弥生
出版情報: 北九州市立大学国際論集 = CIEE journal, the University of Kitakyushu.  pp.63-75,  2007-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000038/
概要: 北九州市立大学国際教育交流センターでは、地域在住の日本語学習者のための日本語講座を開講しており、現在「会話Ⅰ」「会話・読み書きⅡ」「会話・読み書きⅢ」の3コースを提供している。この論文では、受講生のニーズ分析をもとに地域在住者の日本語学習に 対する意識、特に学習上のどのような点に苦手意識を抱いているかに焦点をあて、それを克服するためのコース運営上の留意点を探った。その結果、①学習者は読み書き、特に漢字学習に苦手意識を持つ傾向があり、そのため語彙力が不足しがちになること、②この問題を克服するためには、初級文型中心のコースであっても、基礎的な漢字の体系的学習を組み入れたカリキュラムにし、コース終了後も学習者が自律的に漢字を含む語彙を増やすことができる能力を養成する必要があることの2点が明らかになった。 続きを見る
6.

論文

論文
Rodger Steele Williamson
出版情報: 北九州市立大学国際論集 = CIEE journal, the University of Kitakyushu.  pp.1-11,  2008-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000039/
概要: Before his journey to Japan, Lafcadio Hearn started his career as a journalist in Cincinnati, Ohio where he conducted in -depth studies of various ethnic and minority groups. Historically, this was a very turbulent period after the American Civil War when former African slaves were freed but found themselves on the fringes of a predominately white, racist society. His bitter experiences would lead him away from the United States and as the editor of the Kobe Chronicle he found to courage to speak out. His early journalism led to an appreciation and, more importantly, a desire to point out the distinctive elements of culture that his contemporaries would ignore. His unpublished articles clearly show that this journey started with his days as a reporter in Cincinnati, Ohio. 日本に旅する前に、ラフカディオ・ハーンは南北戦争後の再建で混乱した時期のアメリカで新聞記者をしていた。社会的問題を暴露し、都市の犯罪を報道し、アメリカの無視されているマイノリティを苦しめている社会悪に関して重要な示唆をしている。ハーンは日本で帰化し、神戸クロニクルの編集者となって、シンシナティ時代に、日々以来彼を悩ませていた問題にも取り組むことができた。日本人として、彼は意見を声に出すことに何の制約もなくなった。ハーンの全体的世界観、とりわけシンシナティにおける経験は、今まで本として出版されることがなかった新聞記事にも多くに見られた。 続きを見る
7.

論文

論文
乘口, 眞一郎
出版情報: 北九州市立大学国際論集 = CIEE journal, the University of Kitakyushu.  pp.23-46,  2008-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000041/
概要: 英語学習は意志の強さと努力の才能が必要条件。英語教育法は教師の誠実で温かい人格が決定的条件。 外国語文学研究の基礎は原書講読力。
8.

論文

論文
小林, 浩明
出版情報: 北九州市立大学国際論集 = CIEE journal, the University of Kitakyushu.  pp.47-58,  2008-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000042/
概要: 日本語教師の教育が「教師トレーニング」から「教師の成長」へとパラダイム転換された時期からおよそ10年が経過した。このパラダイム転換によって何がもたらされたのかを教師教育に携わる者として筆者は批判的に考察を行った。本稿では、教師の成長を「教師 オートノミー」が育つことであるとし、現在主流とされる日本語教師教育の方向性が教師オートノミーを育成することに貢献するかを検討したものである。また、最後に本研究を通して筆者自身が学んだことを伝えたいと思う。 続きを見る
9.

論文

論文
水本, 光美 ; 池田, 隆介
出版情報: 北九州市立大学国際論集 = CIEE journal, the University of Kitakyushu.  pp.59-64,  2008-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000043/
概要: 本研究は、オンライン教材を使用した際の漢字発音学習は長期的な学習効果を見込めるか否かを検証することを目的として行われた。筆者らは先行研究(水本・池田2006a)において、中国人留学生16名を被験者に、オンライン教材と印刷物教材を使った漢字発 音学習の比較実験を行い、学習直後の時点においては、オンライン教材が印刷物教材と比較し漢字発音の強化に効果を発揮するという結果を得た。そこで、本研究においては、長期的にも学習効果が認められるかを調査するため、水本・池田(2006a)と同一の被験者に対し、学習の一か月後の漢字発音テストを再度行った。その結果、学習直後よりも漢字発音の正確さは下がっていたが、その下がり方を見ると、印刷物教材よりオンライン教材のほうが緩やかであった。つまり、オンライン教材のほうが記憶が持続しやすいという結果を得ることができた。 続きを見る
10.

論文

論文
印道, 緑
出版情報: 北九州市立大学国際論集 = CIEE journal, the University of Kitakyushu.  pp.1-14,  2009-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000044/
概要: 私は2003年の論文1の中で、教師(実習生)が学習者との対話を維持し、深めていくための技術としてのFollow-up (Feedback) moves2の機能、特に教室内でのclassroom rapport3の形成を促進する機能についてふ れた。また、教師にとって必要な意志決定能力とそれによって決定されるFollowup movesの関係において重要な役割を担っているものが「学習者による自発的発話(Learner Initiatives:以下LI と記す)」4 であることを指摘した。この論文ではLI の中でも複数の学習者によって生起するLI に焦点をあて、それが教師の意志決定とその結果生ずるFollow-up movesにどのような影響を与えているのかを探る。そのためのツールとして、実習生に対して教壇実習終了後に行った、意志決定に関する意識調査を使用する。最後にLI とそれに応じた教師の適切な行動、言い換えると、教師のクラスにおける役割との関係について触れる。 続きを見る
11.

論文

論文
清水, 順子 ; 小林, 浩明
出版情報: 北九州市立大学国際論集 = CIEE journal, the University of Kitakyushu.  pp.15-22,  2009-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000045/
概要: 日本語教師の養成や教育に携わる中で、日本語教師をやめていく人を見ることは少なくない。本研究では、一人の元日本語教師の事例に注目し、なぜやめるに至ったのか、そしてやめたことをどのように捉えているのかを理解することを目的とした。インタビューを行 い、M-GTA の分析方法を用いて構造化を行った結果、やめるに至るには、単にやめたいと思ったからではなく、その時の状況で仕事への復帰が先延ばしになった結果だとわかった。また、外側から見ると完全にやめてしまったようにみえた人が、実はいずれは仕事復帰したいと希望していることもうかがえた。 続きを見る
12.

論文

論文
水本, 光美
出版情報: 北九州市立大学国際論集 = CIEE journal, the University of Kitakyushu.  pp.23-46,  2009-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000046/
概要: 本稿では、筆者が国際環境工学部設置準備室に2000年1月に赴任して以来、留学生受け入れ体制と日本語教育体制を整えるべく専念した9年間を振り返ることにより、その特徴と問題点、国際環境工学部の取り組み体制への努力と成果、および今後の課題と将来へ の展望を考えるものである。開設準備として工学部では、多くの留学生を受け入れるために大連特別選抜プログラム立ち上げ、中国の理系の高校3年生を対象にした現地での募集および入学試験を実施し、その後の現地での集中日本語講座を経て学部へ入学という受け入れプログラムを計画実施した。その結果、多くの優秀な学生を確保することが出来た。しかし、一方で、やむなく志半ばで帰国せざるを得なかった者も少なからず認められた。その理由としては、専門基礎能力、基礎学習能力、日本語能力、異文化適応能力等の欠如など様々あるが、工学部では諸問題を顧み、2007年度より留学生たちが安心してキャンパスライフに集中できる支援対策を打ち出した。留学生支援センター、チューター制度、寮のサポーター制度などは、今年度で2年目になるが、留学生たちに歓迎されており成果も出ている。しかし残念ながら、学部の決定により、学部入学生向け大連選抜プログラムは今年度で終了した。それに代わり、より専門性を重視する大学院生受け入れ体制へと発展させ、更なる充実した留学生受け入れ体制を整備する計画を開始した。今後は、いかにしてより多くの異なる海外諸国より優秀な大学院生を受け入れ、工学部の特徴を活かした教育を施し、卒業後は日本と本国にその成果を還元することが出来る学生を送り出すことが出来るかが課題であろう。 続きを見る
13.

論文

論文
伊藤, 晃
出版情報: 北九州市立大学国際論集 = CIEE journal, the University of Kitakyushu.  pp.47-71,  2009-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000047/
概要: 談話にトピックを導入する際に用いられる言語形式として、伝聞表現、分裂文および非限定的修飾節を取り上げ、それぞれの言語形式が談話において果たす機能の特徴について詳述した。
14.

論文

論文
小尾, 美千代
出版情報: 北九州市立大学国際論集 = CIEE journal, the University of Kitakyushu.  pp.83-102,  2009-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000049/
概要: 米国では1970年代後期から企業別平均燃費(CAFE)基準を通じて自動車の燃費規制が行われてきたが、当初の10年間は燃費がかなり改善されたものの、その後は約20年もの間、基準はほとんど強化されず、実際の燃費も向上どころか逆に低下していった。 そして、2005年の新エネルギー法を契機として、再びCAFE 基準の強化が重要な議題となり、2007年12月に成立した「エネルギー自給・安全保障法」によって、CAFE 基準は強化されることとなった。本稿では燃費規制の持つ多面的な機能に注目し、コンストラクティビズムの観点から政策アイディアとしてのCAFE をめぐる議論を分析することで、CAFE基準をめぐるこのような変化について解明することを目的とする。 続きを見る
15.

論文

論文
Tsuyoshi OHIRA
出版情報: 北九州市立大学国際論集 = CIEE journal, the University of Kitakyushu.  pp.103-121,  2009-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000050/
概要: Since the end of the Cold War, many internal conflicts have occurred all over the world. In response to these situations aid donors, including the United Nations, governmental aid organizations, and NGOs have implemented many projects to rebuild war-torn societies. However, some of those projects have resulted in having harmful effects on the process of rebuilding societies. This paper argues that even being started with good intentions, some projects without careful consideration of the post-conflict settings can play a role of dividing a society in the long run. In order to examine this point, this paper focuses on the case of Bosnia and Herzegovina and takes up a Japanese aid project carried out in the education sector. In conclusion, this paper emphasizes that peace-building operations must be implemented based on the long-term perspective in order not to do any harm to a postconflict society. 続きを見る
16.

論文

論文
松田, 智
出版情報: 北九州市立大学国際論集 = CIEE journal, the University of Kitakyushu.  pp.123-131,  2009-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000051/
概要: MIGAは、途上国に投資を行う民間投資者の非常リスクに対する保障(保険)を提供しますが、その役割は既存の公的保険機関や民間保険機関と競合するものではなく、補完的な機関と位置付けられており、既存の投資保険市場でのギャップを埋める役割を果たそう としているものです。ここでは主として通産省/貿易保険(海外投資保険/海外事業資金貸付保険)との比較を通じMIGAの役割を簡単に説明致し、MIGAの有効な活用の一助として頂きたいと考えております。 続きを見る
17.

論文

論文
迎, 由理男
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  41  pp.1-42,  2006-02.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000073/
18.

論文

論文
前田, 淳
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  41  pp.59-76,  2006-02.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000075/
19.

論文

論文
別府, 俊行
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  41  pp.97-109,  2006-02.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000077/
20.

論文

論文
牛房, 義明
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  41  pp.1-11,  2006-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000078/
21.

論文

論文
山岡, 敏秀
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  41  pp.13-44,  2006-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000079/
22.

論文

論文
任, 章
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  41  pp.61-82,  2006-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000081/
23.

論文

論文
山岡, 敏秀
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  42  pp.1-27,  2006-12.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000082/
概要: 新しい会社法のもとでの企業形態と種類株式(ことに全部取得条項付株式)の検討
24.

論文

論文
任, 章
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  42  pp.29-46,  2006-12.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000083/
概要: 日、米、国際監査基準書のコンテンツそれぞれに規定されている「正当なる注意義務」と「懐疑心」要請の内包を、懐疑心の内向性、外向性の視点、さらには深度によって分類・階層化し、監査人懐疑心の諸要素への還元と、それらの個別の論究を試みた。論考にあっ ては各国監査基準書の文脈に託された含意を対比させ、「心証のリセット」要請に見られるように、無意識領域に至るまで深化し得る懐疑心の発現が必要であることを示唆した。 続きを見る
25.

論文

論文
田中, 淳平
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  42  pp.47-61,  2006-12.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000084/
概要: 簡単なケインズ的成長理論を構築し、GDPギャップの動学的挙動を分析する。投資需要が(1)GDPの関数である場合、(2)GDPギャップの関数である場合、(3)加速度原理で定式化される場合、の3ケースを検討し、GDPギャップの動学的挙動は(1) の場合において大域的安定、(2)の場合において大域的不安定、(3)の場合において複数均衡が生じ、一つの均衡では大域的安定、もう一つの均衡ではサドル安定的となることを示す。 続きを見る
26.

論文

論文
柳井, 雅人
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  42  pp.29-44,  2007-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000088/
概要: 立地単位とは、組織的統一性か技術的連関性のいずれかの条件をもちながら、基本労働単位が場所的に集合したものである。立地単位は、基本労働単位が組織内で相互に牽引しあう力(バインド力)と、外部の立地要因に牽引される力(立地牽引力)の総合である立地 圧力にさらされている。とくにバインド力の強さは擦り合わせ型の組織形態を導き、その弱さは、立地牽引力の作用を受けながら、モジュール型の組織形態を導くこととなる。 続きを見る
27.

論文

論文
前田, 淳
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  42  pp.45-52,  2007-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000089/
概要: 途上国にとって、バスケット・ペッグ制は、有効な為替制度の一つとして検討・実施されている。その国民所得への影響をモデル化して分析することが、本研究ノートの目的である。異なるマクロ指標のどれに優先順位を置くかによって、最適なペッグ比率が異なり、 その結果他のマクロ指標は犠牲になること、さらに、当該国の通貨が一方的に増(減)価するケースでは、この制度の維持そのものが困難であることを示した。 続きを見る
28.

論文

論文
山﨑, 勇治
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  42  pp.53-100,  2007-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000090/
29.

論文

論文
前田, 淳
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  43  pp.1-21,  2008-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000091/
概要: 国際資金フローは、米国の経常収支赤字、銀行融資、機関投資家の対外投資によって拡大してきた。また、デリバティブや資産の証券化手法によって、個々の経済主体のリスクが低下することによって、さらなる金融取引を許容し、システム全体としてのリスクを増大 させてきた。サブプライム問題の深刻さは、こうした事情が背景にある。また、政府系ファンドの登場も、今後国際金融システムを不安定化する可能性を秘めている。 続きを見る
30.

論文

論文
山岡, 敏秀
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  43  pp.23-50,  2008-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000092/
概要: 近年、コーポレートガバナンスが注目され、多様な視点から検討されている。が、これまでの議論において、現代巨大株式会社における「経営者支配」が通念とされ、この経営者に対する規律づけの解釈が分水嶺となっている。そこで本稿は、純粋持株会社設立および 設立以降の「株主権の縮減」・「子会社による黄金株発行」・「子会社の非公開会社化」なる現象から、「支配のみを目的とする」会社によるガバナンスへの効果を検討している。 続きを見る
31.

論文

論文
Naohisa Goto
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  43  pp.51-59,  2008-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000093/
概要: I investigate capital movements under capital market imperfections in an endogenously growing economy. According to the classical or standard model of international monetary theory, capital fl ows from rich to poor countries because marginal productivity of capital that equals to interest rate in poor countries is higher than that in rich countries. In the actual world, however, the capital in most of developing countries flows out to the foreign financial market. In this paper, I show that the interest rates depend on the monitoring cost or verification cost which is the cost to verify or to monitor the realized return of borrowers' investment projects. Under then assumption that verification cost depends on the existing capital in an economy, the relation between verifi cation cost and interest rate determines the direction of capital movements. If growth of economy leads to the decreases in the cost of verifi cation,capital in developing countries fl ows out to developed countries. 続きを見る
32.

論文

論文
Jumpei Tanaka
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  43  pp.61-74,  2008-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000094/
概要: The purpose of this paper is to formulate the growth process of asset bubbles which is consistent with actual experience s of bubbles characterized by the emergence, expansion, and sudden crash and to analyze its effects on dynamic aspects of the economy. We show that if we remove the assumption of perfect foresight of all agents from the standard model of rational self-fulfi lling bubbles, such a growth process of bubbles, which we call “non-self-fulfi lling bubbles”, can be formulated. We also investigate the endogenous timing of the crash of non-self-fulfi lling bubbles, growth and welfare effects of them, and a public policy which cuts the duration of the process of non-self-fulfi lling bubbles short. 続きを見る
33.

論文

論文
西澤, 健次
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  43  pp.75-85,  2008-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000095/
概要: 昨今の企業の不祥事を鑑みると、不当に商品を偽装し、不当な利潤を得るという経済事象が多発している。この原因を単に経営者個人の資質に還元される部分的事象ではなく、経営者と消費者の良心的な関係性が壊れている点にあるとみることもできる。つまり、ホス ピタリティである。利害関係者の意向によって会社の盛衰も定まるとすれば、財務報告にホスピタリティをいかに組み入れるかということについて考察すべきである。 続きを見る
34.

論文

論文
浦野, 恭平
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  44  pp.1-17,  2009-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000096/
概要: 本論文の目的は中小企業ネットワークの研究に新たな視点を提供することにある。これまでの中小企業ネットワークの研究では、ネットワーク形成の意義(=経済性)を論じてはいるものの、個別の中小企業が他企業(組織)との関係をいかにマネジメントするか、と いったミクロ・レベルでの議論が十分にはされてこなかった。そこで本稿では、「戦略提携論」の分析ツールをもちいてこの議論の隙間を埋めることを企図し試論を展開している。 続きを見る
35.

論文

論文
福井, 直人
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  44  pp.19-41,  2009-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000097/
概要: 本論文の目的は、1990年代後半以降の日本企業における人事考課制度のなかに、なぜゆえにコンピテンシー概念が導入されはじめたのかを、諸文献の整理を通じて明らかすることである。文献レビューから導出された結論は、より職務関連的な能力概念が日本企業 で要求されはじめたがゆえに、能力考課基準が従来の職務遂行能力からコンピテンシーへと移行したというものである。 続きを見る
36.

論文

論文
別府, 俊行
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  44  pp.43-54,  2009-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000098/
概要: 本稿は、サービス業における従業員の働き甲斐・定着率を高め、モチベーションを向上させる方策について試論を展開している。サービス業特有の、顧客の目の前で行うサービス行為、つまり“見える”サービス提供プロセスに特に焦点をあて、そこでの顧客と接する ことによりストレスを感じるコンタクト・ストレスの低減と、顧客をもてなす心づかいであるホスピタリティ意識の高揚という2局面から処方箋を考えてみた。 続きを見る
37.

論文

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山岡, 敏秀
出版情報: 北九州市立大学商経論集 = The Review of business and economics.  44  pp.55-83,  2009-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000099/
概要: 平成17年会社法によって、コーポレートガバナンス改革に資するとされる業務執行と監督との分離を明確にした委員会設置会社が導入されたが、日本企業の選択は極め少ない。この点を伝統的な意思決定機構である常務会等の比較から、取締役の法的責任の構造に関 してそれほど革新的なものがない故に委員会設置会社の選択が少ないとの展開をおこなっている。 続きを見る
38.

論文

論文
Daniel C. Strack
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要 = Journal of the Faculty of Humanities, the University of Kitakyushu.  pp.1-18,  2006.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000124/
39.

論文

論文
野島, 啓一
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要 = Journal of the Faculty of Humanities, the University of Kitakyushu.  pp.33-42,  2006.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000126/
40.

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田部井, 世志子
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要 = Journal of the Faculty of Humanities, the University of Kitakyushu.  pp.43-64,  2006.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000127/
概要: 「個人は愛し合えない。」D・H・ロレンスはアポカリプスの中でこのような現代における個人の愛の不毛性の問題を世に投げかけてこの世を去った。われわれは彼のこの言葉をどう受け止めればいいのだろうか。おそらく人類が始まって以来、常に振り子のように揺 れてきた人間存在の在り方──個人重視か集団重視か──についての議論を加えつつ、とりわけ個人主義が標榜される今日にあって、今一度真摯にロレンスの問題提起に耳を傾け、問題解決の一助──宇宙的大自然との一体化のうちに個人どうしの愛の可能性を見る──を彼の『アポカリプス』の中に探る。 続きを見る
41.

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水本, 弘文
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要 = Journal of the Faculty of Humanities, the University of Kitakyushu.  pp.1-10,  2007.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000142/
42.

論文

論文
野島, 啓一
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要 = Journal of the Faculty of Humanities, the University of Kitakyushu.  pp.11-23,  2007.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000143/
43.

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論文
前田, 譲治
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要 = Journal of the Faculty of Humanities, the University of Kitakyushu.  pp.25-39,  2007.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000144/
概要: マラマッド文学のユダヤ的特質の分析に焦点を当てた、書物の形で刊行された諸評論を網羅的に鳥瞰した。すると、イディッシュ文学、ユダヤ教に関する著述などの文筆活動に読み取れるユダヤ人の過去が、作品内容とどのような形で通じているかを論じた評論が極め て多数を占めることが判明した。あるいは、ユダヤ人固有の歴史に対するマラマッドの姿勢が、繰り返し分析されている事実が分った。他方、作品執筆時の現実との関連性から、マラマッド文学のユダヤ的特質が分析されることは殆どなく、ユダヤ人固有の価値観や美意識と作品との関係にも目が向けられない。また、ユダヤ的特質が論じられる際には、作品の極めて限定された一側面のみが俎上に上がる。さらには、ユダヤ史への言及に際しては、歴史書などの二次資料による論証が殆どなされない。既発表の評論には、以上のような欠落が見出せる事実を踏まえて、二次資料を使用した形で、作品執筆時のユダヤ人の精神構造と、作品全体が伝える世界観、人間観との関連性に焦点を当てた、マラマッド文学のユダヤ的特質の分析の必要性を訴えた。 続きを見る
44.

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前田, 譲治
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要 = Journal of the Faculty of Humanities, the University of Kitakyushu.  pp.41-52,  2007.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000147/
概要: 日米が各々制作した2種のゴジラのcharacterizationの比較と、日米の映画題名の方向性の比較と、アメリカ映画の素材の検討を行った。これらの作業を通して、アメリカ人は荒唐無稽な映画内容を、現実との連続性を有した、現実と近しい世界と眺 める傾向が強いのに対して、日本人は、映画内容を現実と完全に乖離した別世界と認識する傾向が強いことを明確化した。次に、現実の日本人とアメリカ人の行動形態に注目した。まず、日本人とは異なり、アメリカ人は映画内容に対して、それが現実であるかの如き反応を示す点を明らかにした。次いで、日本人が決して現実とは認識できない荒唐無稽な噂を、アメリカ人は現実として受容する点に注目した。以上の在り方を論拠として、アメリカ人が現実として受容可能な領域は、日本人よりも格段に広く、日米間では現実認識のあり方に多大な差異が存在すると結論付けた。 続きを見る
45.

論文

論文
Daniel C. Strack
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要 = Journal of the Faculty of Humanities, the University of Kitakyushu.  pp.53-74,  2007.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000148/
46.

論文

論文
Yumi Terada
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要 = Journal of the Faculty of Humanities, the University of Kitakyushu.  pp.1-21,  2008.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000150/
47.

論文

論文
弓野, 勝族 ; 黒田, 耕司
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要, 人間関係学科 = Journal of the Faculty of Humanities, Kitakyushu University.Human Relations.  15  pp.1-11,  2008-03.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000178/
48.

論文

論文
中島, 俊介 ; 楠, 凡之
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要, 人間関係学科 = Journal of the Faculty of Humanities, Kitakyushu University.Human Relations.  15  pp.13-29,  2008-03.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000179/
概要: 本研究は,森田療法理論(森田 1960)に基づいて大学生における「健康な自己愛」を検討するための新たな尺度を作成することを目的とした。研究1では健康な自己愛の状態を測定するための尺度項目を検討した。その際には、現在の自己愛理論の「2種類の自 己愛」の枠組み(中山ら 2006)を参照しながら,これに自己愛の健康性を示す視点として森田療法理論の「自己へのとらわれ(我執)」(北西 2001)の知見を加えて新しい視点からの自己愛尺度の作成を試みた。これを大学生217名に施行し,因子分析を行ったところ,3つの下位概念に対応する3因子が得られた。研究2では大学生150名を対象として,今回作成した自己愛尺度の信頼性と妥当性を検討した。アルファ係数,再検査信頼性係数などの結果から高い信頼性が確認された。また,NPI(自己愛人格目録)・シャイネス尺度・自尊心尺度などの関連から妥当性が確認された。以上の結果から、本邦大学生の「健康な自己愛」を検討していくための新しい尺度の信頼性と妥当性が確認されたと考えられる。 続きを見る
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田島, 司
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要, 人間関係学科 = Journal of the Faculty of Humanities, Kitakyushu University.Human Relations.  15  pp.31-37,  2008-03.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000180/
概要: 現代社会で生活する際には,状況に合わせて自己を変化させる必要が生じる。これは外的な環境に適応するという観点からの要請である。一方で,自己が場面間で矛盾無く一貫し,安定的に主体性を自覚することも求められている。これは内的世界の安定的な構築とい う観点からの要請である。これらの課題について現代社会の自己がどのように対応しているかを調査した。その結果,「本当の自分」が現れていると感じることを伴う主体性は私的な場面で強く自覚されており,そのような自己を公的な場面にまで維持させることで自己の一貫性を得ていると考えられる結果が得られた。 続きを見る
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論文

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田中, 信利 ; 税田, 慶昭
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要, 人間関係学科 = Journal of the Faculty of Humanities, Kitakyushu University.Human Relations.  15  pp.39-46,  2008-03.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000181/