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1.

論文

論文
吉村, 英俊
出版情報: 北九州市立大学地域戦略研究所紀要.  pp.1-18,  2022-03.  北九州市立大学地域戦略研究所
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000877/
概要: 地域経済が浮揚するためには、地域企業のチャレンジ精神を育む「創造的コミュニティ」を醸成する必要がある。本研究では「産業博物館」が想像的コミュニティになり得ないだろうかという仮説のもと、北九州地域の産業博物館の現状を調査するものである。調査の 結果、それぞれの博物館はテーマ(例:石炭)以外の分野で、インターフェイス役となって異業種交流会などを立ち上げ、運営することは難しいことが分かった。 続きを見る
2.

論文

論文
李, 錦東
出版情報: 北九州市立大学地域戦略研究所紀要.  pp.51-69,  2022-03.  北九州市立大学地域戦略研究所
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000878/
概要: 北九州市の人口は、1979年1,068,415人をピークに、その後一貫して減少し、2020年939,029人となった。この40年間、毎年3,390人以上の人口減少が続いている。本稿では、市の人口減少に伴う都市計画と2016年立地適正化計画と 2019年区域区分見直しをベースに、市の空き家問題を考察する。特に斜面地の空家について、市の都市計画の実行や市民の財産をまもる方向での解決策を模索する。 続きを見る
3.

論文

論文
南, 博
出版情報: 北九州市立大学地域戦略研究所紀要.  pp.71-86,  2022-03.  北九州市立大学地域戦略研究所
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000879/
概要: 本研究では2021年10月に北九州市で開催された「2021世界体操・新体操選手権北九州大会」閉幕後に東京都、福岡県、北九州市に居住する市民を対象としたアンケート調査を実施し、大会に対する意識等を把握した。コロナ禍の中で有観客開催された大会に よって様々な効果があったと多くの市民が肯定的に評価しており、困難な状況下においても地方都市での国際スポーツ大会開催に意義があることの一端が明らかとなった。 続きを見る
4.

論文

論文
内田, 晃
出版情報: 北九州市立大学地域戦略研究所紀要.  pp.35-50,  2022-03.  北九州市立大学地域戦略研究所
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000880/
概要: 本研究では全国で展開されている屋台村を取り上げて現状の整理を行うとともに、運営事業者へのヒアリング調査を行い、運営の実態や店舗形態のあり方、中心市街地との関係などについて知見を得た。その上で、北九州市において屋台村を展開するための立地条件、 店舗構成、運営組織体制などについて提案を行った。地方都市において屋台村が中心市街地活性化に寄与するツールとして有効であることが既に多く立証されている。北九州市が持つ地域資源や強みを活かし、北九州市独自の強いコンセプトによる屋台村のビジネスモデルを検討していくことが求められる。 続きを見る
5.

論文

論文
牛房, 義明 ; 松永, 裕己 ; 眞鍋, 和博
出版情報: 北九州市立大学地域戦略研究所紀要.  pp.19-33,  2022-03.  北九州市立大学地域戦略研究所
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000881/
概要: 北九州エリアの中小企業を対象にSDGsの取り組みに関するアンケート調査を行った。SDGsの認識は高いが、具体的に取り組んでいる企業は48%に留まっている。SDGsに取り組んでいない理由としては「何から取り組んでいいかわからない」という回答が 多い。SDGsに取り組んでいる企業では、SDGsを「企業の責任」や「企業の価値向上」と結びつけている例が多いが、売り上げや販路の拡大に繋がっている例は少ない。 続きを見る
6.

論文

論文
畔津, 憲司 ; 魏, 芳 ; 齋藤, 朗宏 ; 丸子, 敬仁
出版情報: 北九州市立大学商経論集.  57  pp.1-15,  2022-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000882/
概要: 北九州市立大学経済学部では、2019年度の新カリキュラム運用開始に伴い、3年次学生を主な対象とした実践的キャリア科目として「キャリア開発Ⅱ」を新規開講した。本稿の目的は、当該キャリア科目を新規開講するに至った背景、授業の内容とねらいを説明し た上で、開講初年度の学生の取り組み状況や到達度調査の結果を報告するとともに、より良い授業運営のための課題を提示することである。 続きを見る
7.

論文

論文
市原, 勇一
出版情報: 北九州市立大学商経論集.  57  pp.17-22,  2022-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000883/
概要: 本研究は,管理会計を中心とするマネジメント・コントロール・システム(MCS)研究に従業員の多様性という新たな視点を追加することの意義について検討している。加えて,従業員の多様性とMCSとの関係を検討するための有望な研究対象のひとつとして,障 がいの有無や種類を取り上げている。 続きを見る
8.

論文

論文
魏, 芳
出版情報: 北九州市立大学商経論集.  57  pp.23-32,  2022-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000884/
概要: 本研究ノートは異なる市場構造の下で、関税と数量制限の同値命題の先行研究を整理した。そのうえ、国際寡占市場の枠組みで、企業の所有と経営が分離されている場合、企業オーナーの戦略的経営者委任の行動を検討し、関税と数量制限の非同値性を示した。
9.

論文

論文
齋藤, 朗宏 ; 隈本, 覚 ; 池田, 欽一 ; 平山, 克己
出版情報: 北九州市立大学商経論集.  57  pp.33-42,  2022-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000885/
概要: 北九州市立大学経済学部経営情報学科では,プログラミング並びにデータサイエンス入門のために,Pythonを共通のツールとした積み上げ式のカリキュラムを新たに導入した.併せて新入生に対してプログラミングとデータサイエンスに関する関心や理解度の調 査を実施した.プログラミング,データサイエンス等への関心は高かったが,その基盤となる数学,統計学等への関心がやや低く,こういった分野の重要性を伝えることが課題と言える. 続きを見る
10.

論文

論文
隈本, 覚 ; 平山, 克己
出版情報: 北九州市立大学商経論集.  57  pp.43-49,  2022-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000886/
概要: 本論文では,2020年12月から2021年3月に収集した解答データの分析結果について述べる.本システムの最大の特徴はこれまで分からなかった入学前の高校生の学習状況や進捗状況を把握できる点である.また,本システムを利用する学生の数学能力や出題 した問題の難易度を推定することができる.さらに,推定した学生の数学能力に応じて出題する問題を選ぶことができるようになった.出題した問題の難易度や学生の数学能力データも蓄積することができる.今後,蓄積したデータはIR(Institutional Research)で利用可能であると考える. 続きを見る
11.

論文

論文
迎, 由理男
出版情報: 北九州市立大学商経論集.  57  pp.51-87,  2022-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000887/
概要: 大戦間期において都市銀行がどのような取引関係を持っていたかを検討している。それによれば、都市銀行の取引先は大きく異なっており、以下のような銀行群で構成されていた。財閥内企業に加え財閥外の大企業の主要な取引銀行である銀行群、二流財閥系大企業な ど大企業と深い取引関係を築く一方で地方をも含む中小商工業者との取引関係を広範にもつ銀行群、大企業との取引関係を繊維業や商業を中心に一定程度持っているものの、重化学工業や大手公益企業との取引関係が薄く、都市中小商工業(とくに商業者)を重要な顧客基盤としている銀行群、大企業との取引は存在するものの限定的であり、中規模企業や中小商工業者を主たる基盤としている銀行群。以上のような階層性を持っていた都市銀行は、20年代以降の恐慌過程で大きく再編される。すなわち、相次ぐ恐慌で打撃を受けた都市中小商工業者を主たる取引対象としていた下位都市銀行や都市二流銀行、とりわけ機関銀行的性格を持っていた都市銀行、二流都市銀行が破綻して預金の五大銀行シフトが進行した。 続きを見る
12.

論文

論文
山下, 剛
出版情報: 北九州市立大学商経論集.  57  pp.89-114,  2022-03.  北九州市立大学経済学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000888/
概要: 昨今、さまざまな場面で「見える化」の重要性が語られるようになった。それは組織の経営の文脈で語られることもあれば、個人の自己管理の文脈で語られることもある。だが、「見える化」とはいわば「形式知化」として捉えられるものであり、「暗黙知」こそ競争 優位の源泉と捉える経営学の観点からすると、非常に奇異な現象である。本稿では、「見える化」を組織論・管理論の文脈から捉え直し、その意義と意味を確認することを目的とする。 続きを見る
13.

論文

論文
田代, 洋久
出版情報: 北九州市立大学法政論集.  49  pp.1-29,  2022-03.  北九州市立大学法学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000889/
概要: 漫画やアニメ、デザインなどのコンテンツを活用した都市再生をテーマとした学生主体の日韓大学交流プロジェクトを実施した。プロジェクトを通して、コンテンツは市場価値だけでなく、空間展開によって都市再生に寄与することが示されるとともに、日韓の学生の 交流機会となった。コンテンツには多元的な効用が認められ、都市の魅力を高める創造都市の推進に向けた有力なツールとなり得ることから、今後の政策活用が期待される。 続きを見る
14.

論文

論文
中井, 遼
出版情報: 北九州市立大学法政論集.  49  pp.57-94,  2022-03.  北九州市立大学法学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000891/
概要: 政治的空間における「左右」の意味内容は時代・地域の政治的文脈の影響を受ける一方,人間心理とも無関係ではない事が論じられてきた。本稿は文化的制約の少ないとされる価値理論であるシュワルツ価値体系を用い,広く先進諸国を対象に,左右イデオロギー自己 位置と諸価値間の相関関係を探索的に分析した。発見は主に二点である。1)平等と伝統に価値を置く態度が相対的に多くの国で左右の位置づけと相関している。2)当該両相関が見られるのは西欧・北米に多く,一部の国では伝統等の保守性(と対極にある変化への開放性)のみが左右イデオロギー自己位置と相関しており,ポスト体制変動国ではそれらの相関がない,あるいは左右の意味が逆転している例もある。 続きを見る
15.

論文

論文
福本, 忍
出版情報: 北九州市立大学法政論集.  49  pp.95-133,  2022-03.  北九州市立大学法学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000892/
概要: 本稿は、平成29年民法(債権関係)改正前および同改正法(現行法)下の「解除条件付双務契約における危険負担」に適用されるべき規律(条文)並びに、これらの優先劣後・相互関係を、大正期の代表的学説における議論を紐解くことにより明らかにするものであ る。併せて、現行法における危険負担(債務者主義)、解除条件成就の効力、および解除(無催告解除)等の制度設計につき若干の批判的検討を加えることも目論見である。 続きを見る
16.

論文

論文
渡邊, 典子
出版情報: 北九州市立大学法政論集.  49  pp.135-168,  2022-03.  北九州市立大学法学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000893/
17.

論文

論文
近藤, 卓也
出版情報: 北九州市立大学法政論集.  49  pp.181-199,  2022-03.  北九州市立大学法学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000894/
概要: 本評釈は、被災者生活再建支援法に基づく支援金支給決定の取消処分の違法性が争われた最判令和3年6月4日民集75巻7号2963頁を批評したものである。
18.

論文

論文
藤田, 忠尚
出版情報: 北九州市立大学法政論集.  49  pp.201-266,  2022-03.  北九州市立大学法学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000895/
概要: 成文憲法の嚆矢であり「民主的な共同体の自然史を知る上での教訓の宝庫」(ジェイムス・ブライス)とされるアメリカ諸州憲法の改正・修正手続の起源と発達を整理した、古典的な基本文献の翻訳である。
19.

論文

論文
山口, 裕子
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要.  pp.119-143,  2022-03.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000896/
概要: ジャカルタで1965年に発生したクーデター未遂である「9月30日事件」は、政権交代と親共から反共への転換の契機となった独立後のインドネシア最大の事件である。1998年のスハルト中央集権体制崩壊後は、民主化が進む中で、それまでタブーだった事件 とその後の集団的暴力についての調査研究が国内外で進んでいる。本稿ではその中から、民主化草創期の2000年に地方のある学生団体が、政治経済的周縁社会の視点から集団的暴力にせまった『覚書』を解読する。暴力の経験の記憶は、時に他者の記憶や事件をめぐるマスターナラティブを参照しながら語られ、上書きされながら、地方版の集合的記憶が生成する様態を考察する。また近年生成される事件をめぐる社会的記憶が、事件を共産党員の仕業に帰してきた旧体制期の公式見解の枠組みを実は踏襲しており、それを超克してはいないことも指摘した。 続きを見る
20.

論文

論文
前田, 譲治
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要.  pp.97-118,  2022-03.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000897/
概要: マラマッド文学の社会情勢描写において最大の存在感を有する事象は、背景を含めて描かれている、ポグロムとホロコーストである。他に、複数の戦争やアフリカ系アメリカ人弾圧への言及も目立つが、それらの事象もイメージの連鎖によって、不分明な形ではあるが 、ポグロム/ホロコーストと連接されている。ただし、以上の描写は、直接的言及よりも、暗示や断片情報の提示に留まる例が多い。これは、非ユダヤ系読者の存在を、マラマッドが執筆時に意識した結果と考えられる。以上から、ユダヤ系固有の史実への関心と、非ユダヤ系読者への配慮を両立させつつ描出する作者の姿勢が、社会情勢描写の背後には指摘できる。 続きを見る
21.

論文

論文
寺田, 由美
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要.  pp.55-80,  2022-03.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000898/
概要: 大統領候補指名が争われた1924年民主党全国大会を中心に、従来の民主党指導者像にはそぐわない、カトリックで禁酒法に批判的な政治マシン出身のアイルランド系政治家スミスの出現が、20世紀の民主党再編に与えた影響について検討する。
22.

論文

論文
富田, 広樹
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要.  pp.81-96,  2022-03.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000899/
概要: 一八世紀スペインの悲劇には激しい言葉でたがいを罵りあう男女の姿が散見する。新古典悲劇に求められた教育的機能を踏まえ、作品が称揚する価値を際立たせ、メッセージをより明瞭にするものとして、そのやりとりが果たす役割を検討する。理性に抗する女たちが ときに犠牲に供されながらも、ロマン主義の新しい感性の誕生に寄与していることもあわせて指摘する。 続きを見る
23.

論文

論文
田部井, 世志子
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要.  pp.5-35,  2022-03.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000900/
概要: 生きるとは、愛するとはどういうことなのかを追究したD・H・ロレンスが死を前に達した結論は、人間は愛し合えないという悲観的なものだった。その原因を彼は多方面に求めているが、本稿ではとりわけ現代社会において重要視されているもの——「金銭、物質」 、「知性、知識」、「機械」——に焦点を当て、ロレンスの言葉に沿ってそれらの問題点を明らかにした。「へそ曲がり」と言われそうなロレンスであるが、彼の主張には一理あるのではないだろうか。「絶望」という言葉はロレンスの辞書にはない。今後我々は、想像力を逞しくし、「優しさの勇気」を持ってお互いに「触れ合いの文明」を築く努力をすることで、希望は見出せるとロレンスは主張する。そのためにも、まずは「太陽と共に始めよ」という彼のメッセージは、現代に生きる我々にとっても重要なものであり、それは未来に通じると言えるだろう。 続きを見る
24.

論文

論文
鄧, 紅
出版情報: 社会システム研究.  pp.17-32,  2022-03.  北九州市立大学大学院社会システム研究科
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000927/
概要: 『春秋繁露・治水五行篇』に出てくる一年を春、夏、季夏、秋、冬五季、毎季七十二日とする説は、董仲舒の発明ではなく、『管子』の『五行篇』、『四時篇』および『幼官篇』と関連があるとみられる。さらに遡れば、中国上古時代の十月太陽暦とかかわる。
25.

論文

論文
八百, 啓介
出版情報: 社会システム研究.  pp.33-49,  2022-03.  北九州市立大学大学院社会システム研究科
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000928/
概要: 近世福岡藩が長崎警備を通じて長崎と独自に結びつき薬種などの輸入品(唐物)をどのようなルートで調達していたのか、またどのように統制していたのかについて、寛文10年(1670)の長崎における蔵屋敷の設置から、正徳5年(1715)の長崎における筑 前問屋の任命、享保2年(1717)の福岡・博多の城下における長崎問屋の任命を経て、宝暦6年(1756)の幕府による密貿易の取り締まり令に至る過程を考察した。 続きを見る
26.

論文

論文
岸本, 充弘
出版情報: 社会システム研究.  pp.51-57,  2022-03.  北九州市立大学大学院社会システム研究科
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000929/
概要: 旧大洋漁業が作成した戦後の『南氷洋捕鯨業記録』の中に、出身地年齢別一覧や事業員地区別雇入表があり、当時の南氷洋捕鯨船団の人員について出身地域に関する傾向を知る手がかりともなっている。これらの資料から導き出せる捕鯨従事者の出身地と、日本国内の くじらの街との地域性や関連等について検証することを試みた。 続きを見る
27.

論文

論文
武井, 満幹
出版情報: 社会システム研究.  pp.59-68,  2022-03.  北九州市立大学大学院社会システム研究科
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000930/
概要: 『三国志演義』中に挿入される三国時代の詩文について、『三国志演義』のテキスト間の異同や『三国志演義』と総集や別集などに採録されているものとの異同を調査した。そのことによって『三国志演義』の中の三国時代の詩文と総集や別集などに採録されているも のとがどれほど違うのか同じなのか、またどれが一番近いテキストであるのかを明らかにできればと思う。本稿では曹操「短歌行」を取り上げる。 続きを見る
28.

論文

論文
石原, 由貴 ; 濱野, 健
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要, 人間関係学科.  29  pp.1-17,  2022-03.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000922/
概要: 本稿は、北九州市立大学にて2016年に開館した図書館新館にて、これからの教育・研究の更なる可能性を検証するために実施した助成事業(2019年度-2020年度)の活動報告を行う。本事業は2年間に渡る事業であったが、2020年初頭からの国内での 新型コロナウイルスの感染拡大により、学生の大学構内への入校制限など大学施設の利用が著しい制限を受けた。授業のオンライン化が宣言されたことで、図書館を利用した学生や教職員との共同プロジェクトを中心としていた当初の研究計画は大幅な見直しを迫られた。一方、図書館ではこうした状況下での学修支援に向けて新たな取り組みが導入された。そうした動きにあわせ段階的に整えられていった新しい施設運用や各種サービスに寄与しうるべく、2020年度の本研究事業が改めて計画・実施されることとなった。 続きを見る
29.

論文

論文
小賀, 久
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要, 人間関係学科.  29  pp.31-47,  2022-03.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000923/
概要: 経済的自立、精神的自立、身辺自立などを内容とする従来の自立観を批判的に吟味し、自立を一人前の人間となるための達成目標ではなく、生き方の自由度を獲得するための集団的取り組みであると主張した。
30.

論文

論文
田島, 司
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要, 人間関係学科.  29  pp.57-65,  2022-03.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000925/
概要: (研究1)自己の階層性の違いは、私的自己意識や場面間の自己の変化量と関連がなかった。(研究2)自己の階層性の感じ方を自由記述させたところ、2つの自己の差異や関係性が認知されていた。
31.

論文

論文
下地, 貴樹
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要, 人間関係学科.  29  pp.67-83,  2022-03.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000926/
概要: 本論文の要旨は2022年から高等学校で全面実施となる「総合的な探究の時間」について、学習指導要領に示された趣旨や活動の特色を整理し、探究的な学習過程等に関する実践上の課題を、「総合的な学習の時間」に関する学習指導要領を読み、本学の「教育の方 法と技術・総合的な学習の時間の指導法」を受講した教職課程履修学生の立場からどのように捉えられるかを、活動内容や評価方法などの観点を踏まえて考察した。結果として「総合的な探究の時間」の位置づけや目的を明確にし、学校間格差に捉われないICTなどの活用や授業デザインの必要性を改めて強調し、教師の教材・課題選びから始まり、学習者が徐々に学習材へと変化させていくような学びと探究のプロセスを授業デザインに組み込むことを「学びへの移行」として課題の一つとした。 続きを見る
32.

論文

論文
御手洗, みどり ; 櫟, 直美 ; 楠, 凡之
出版情報: 北九州市立大学文学部紀要, 人間関係学科.  29  pp.19-30,  2022-03.  北九州市立大学文学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000931/
概要: 看護基礎教育において臨地実習は看護実践能力を培うために極めて重要な過程であると同時に臨地実習では経験ができない技術の習得や看護実践能力の強化にシミュレーション教育の必要性も高まっている。そこで臨地実習の代替としてシミュレーション教育を導入し 、その効果と課題を明らかにすることを目的とした。研究対象者は看護学科4年生の老年看護学におけるシミュレーション教育を履修した15人のうち,同意を得られた13名。研究の分析方法は学生の学びのレポートから本実習での学習効果についてのデータの内容分析を行い、複数の研究者で合議した。シミュレーション教育の概要は、学生は1人の患者を2~3人で担当するパートナーシップ制を導入。模擬患者は教員が演じ、病院と施設に設定した。臨床より看護師と理学療法士1名を配置した。実習の流れは情報収集、看護過程の展開、レクレーション企画と退院支援も行った。結果として、学生のレディネスやニーズに基づき模擬患者や教材を工夫することでリアリティを促進できたこと。他職種カンファレンスや専門職の直接的な指導で学生の集中力を持続させやる気の向上させたこと。パートナーシップ制の体験と実習後のデブリーフィングにて看護の傾向と態度への気づきができたとの効果があった。今回の実習では臨床実習と同様の学習効果が得られた。 続きを見る
33.

論文

論文
佐藤, 貴之 ; 坂本, 毅啓
出版情報: 地域創生学研究.  pp.1-11,  2022-03.  北九州市立大学地域創生学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000932/
概要: 新型コロナウィルス感染拡大により、従来の生活が制限されるという否定的な捉え方がなされる一方で、生活やビジネスにおける情報技術を駆使したデジタルトランスフォーメーションの動きが大きく加速している。本論文では、教育DX、特に、筆者らがこれまで取 り組んできた初等教育、および、福祉教育における研究・実践活動をDXの視点から概観し、新しい教育技術が普及するまでの過程について筆者らの見解を述べる。 続きを見る
34.

論文

論文
岩下, 晃典 ; 下田, 泰奈
出版情報: 地域創生学研究.  pp.13-32,  2022-03.  北九州市立大学地域創生学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000933/
概要: 北九州市立大学地域創生学群では、開設以来、実習活動を通して実践的な地域活動をおこなっている。新型コロナウイルスは、学生主体の地域活動にどのような影響を及ぼしたのだろうか。本論文では「よそ者」論の系譜を整理し、その枠組みから学生を位置づけ、実 習活動の指導専任を担う特任教員の立場から活動事例を交えながらその影響や変化について検討する。 続きを見る
35.

論文

論文
石川, 敬之 ; 渕上, 正彦
出版情報: 地域創生学研究.  pp.33-50,  2022-03.  北九州市立大学地域創生学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000934/
概要: 今回のコロナ禍で学校現場は大きな制約を受けた。本稿で取り上げる木屋瀬小学校でも様々な困難に直面したが、その一方で、それを乗り越えようとする同校の思いは新たな発想や価値観の創出し、従来の学校現場で当たり前とされてきた慣習を見直す契機となった。 また、その取り組みは子どもたちの学習意欲や主体性、また非認知的能力の育成にもつながった。今回のコロナ禍は教育のアップデートを進め、予測困難な時代に必要な教育のあり方を考える重要な契機となった。 続きを見る
36.

論文

論文
坂本, 毅啓 ; 勅使河原, 航
出版情報: 地域創生学研究.  pp.51-73,  2022-03.  北九州市立大学地域創生学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000935/
概要: 高齢化した地域において、コロナ禍において地域共生社会の実現をどのように進めていけば良いのか実践例を示すことをねらいとした。流行初期のコロナ禍における電話調査の結果からは、地域住民の孤立感や健康や介護での不安があきらかとなった。行方不明者捜索 模擬訓練では、SNSを活用の有効性と、SNSが苦手な高齢者でもきめ細かい支援を行うことで操作スキルの獲得が十分可能であることが明らかとなった。 続きを見る
37.

論文

論文
西田, 心平
出版情報: 地域創生学研究.  pp.75-87,  2022-03.  北九州市立大学地域創生学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000936/
概要: 本稿は地域学という方法を用いながら、「地域創生」を学術的に考えようとする一つの試論である。北九州・門司港という地域を取り上げ、「海」と「道」という視座から「土台としての成り立ちの歴史」とその後の「変遷の歴史」という2つの時間の積層としてその 生成誌を描いてみた。今日、ローカルな水準に根差した政治と経済の立て直しが求められる中で必要なのは、とりわけ前者の歴史に学ぶことではないかというのが本稿の主張である。 続きを見る
38.

論文

論文
宮原, 礼奈 ; 相羽, 枝莉子 ; 佐藤, 貴之
出版情報: 地域創生学研究.  pp.89-102,  2022-03.  北九州市立大学地域創生学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000937/
概要: 本論文では,ウォーキングにおいて➀音なし条件,➁好きな曲条件,➂テンポ一定条件での感情・身体変化について,比較・検証した。被験者に10分間のウォーキングを実施してもらい,感情の変化,歩数,歩行距離,平均速度,及びウォーキングに対する自己評価 を測定した。感情評価に関する結果として,「高揚感」得点において主効果が有意となり,身体変化として➁好きな曲条件で平均速度と距離平均が伸びたことがわかった。 続きを見る
39.

論文

論文
片岡, 寛之
出版情報: 地域創生学研究.  pp.103-121,  2022-03.  北九州市立大学地域創生学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000938/
概要: 本研究では、地域創生学群チャレンジプログラムを経験した卒業生へのアンケート調査をもとに、同プログラムへの挑戦動機、同プログラムを通じた職業感の変容、成長実感などを把握することで、起業体験や長期インターンシップがもたらす教育効果について考察し 、その効果として「深い思考の習慣と自己理解」「明確な職業観への変容」「高め合う文化の醸成」という3点を指摘した。 続きを見る
40.

論文

論文
下田, 泰奈 ; 大田, 真彦
出版情報: 地域創生学研究.  pp.123-134,  2022-03.  北九州市立大学地域創生学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000939/
概要: 将来なりたい像や、キャリア形成を考える際、自分自身の特徴や価値観の理解を深めるために自己分析を行うことが一般的である。個人で行う紙面回答による自己分析に加えて、物を用いた対話型ワークショップを通して自己分析を行った場合、どのような効果が得ら れるだろうか。他者との対話や相互コミュニケーションによって、多角的な自己分析が可能となるか否か、レゴブロックを使用したワークショップを用いて検証した。 続きを見る
41.

論文

論文
廣川, 祐司 ; 山口, 美乃 ; 塩﨑, 涼音 ; 久松, 実優
出版情報: 地域創生学研究.  pp.135-158,  2022-03.  北九州市立大学地域創生学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000940/
概要: 本研究はフットパスを用いたまちづくりの先進地域である熊本県美里町のまちづくり手法である「美里フットパスづくり」を模倣し、他地域においても美里式フットパスづくりによって、地域活性化を目指す、2つの地域を調査することで、美里式フットパスが「成功 」したと評価される理由やその条件について明らかにする、比較研究である。 続きを見る
42.

論文

論文
廣川, 祐司 ; 塩﨑, 涼音 ; 吉村, 真琴 ; 吉村, 昌大
出版情報: 地域創生学研究.  pp.159-172,  2022-03.  北九州市立大学地域創生学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000941/
概要: 近年、歩く観光まちづくりの手法としてフットパスづくりに取り組む地域が増えてきているが、外部者が地域にどのように関わるべきなのか、地域への入り方、立ち位置の問題など多くの課題が存在する。本論文は、福岡県直方市の地域活性化に寄与するフットパスづ くり活動における外部者としての大学生の地域への関わり方について明らかにするものである。ここから得られた大学生の学びや知見は、外部者と地域との望ましい関わり方について極めて有意義であると考える。 続きを見る
43.

論文

論文
下野, 寿子
出版情報: 北九州市立大学外国語学部紀要.  pp.1-21,  2022-03.  北九州市立大学外国語学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000942/
概要: 本研究は、屏東県選出の立法委員と県長を務めた潘孟安の活動を通して生産者が直面していた問題群や彼らの関心の所在を探求した。立法委員時代には、生産者の関心が自然災害への補償にあったことや政府の不十分な対応を指摘し、対中輸出を問題解決策とみなした 国民党政権の姿勢を批判した。一方、県長就任後には中国向けを含めて自ら積極的に輸出を促進し、蔡英文政権成立後には中国市場への集約から市場多元化への方針修正が観察された。 続きを見る
44.

論文

論文
李, 東俊
出版情報: 北九州市立大学外国語学部紀要.  pp.37-66,  2022-03.  北九州市立大学外国語学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000944/
45.

論文

論文
山本, 進
出版情報: 北九州市立大学外国語学部紀要.  pp.67-89,  2022-03.  北九州市立大学外国語学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000945/
概要: 中国との事大外交を行うため、朝鮮政府は文書応奉司を設置して吏文という中国の公文書用語を学ばせた。しかし朝鮮の両班は半ば口語体である吏文学習を厭い、16世紀半ばには殆ど重視されなくなった。
46.

論文

論文
小林, 浩明 ; 若杉, 美穂
出版情報: 北九州市立大学国際論集.  pp.1-11,  2022-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000946/
概要: 5年未満で多くの日本語教師がやめていく。日本語教師となって1年目から日本語教師の仕事に「面白くなさ」を感じたWは、やめたいと思わないものの、その後も「面白くなさ」を抱き続ける。本稿は、TAE (Thinking At the Edge:現象 学の流れを汲むユージン・ジェンドリンの哲学理論に基づく「言葉にしがたい意味感覚(フェルトセンス)を言葉に展開する方法」)を用いて、初任期日本語教師の「面白くなさ」の言語化を試みた結果、日本語教師を続けるほど、なりたい教師(自分)から離れていき、なりたくない教師(自分)になっていくからだとわかった。そして、この「面白くなさ」というのは、日本語教師の専門性とされる「常に学び続ける態度」によって感じられたと言える。一方で、日本語教師とは誰のことを指すのかという問題提起を行った。 続きを見る
47.

論文

論文
山﨑, 勇治
出版情報: 北九州市立大学国際論集.  pp.13-32,  2022-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000947/
概要: 北九州市立大学正門に鎮座する本学の創設者である大島直治学長像を知る学生を探すことは困難である。講義をしてみてわかった。そこで大島直治校長の像がなぜ設置されたのかを、当時の教員、学生の生の声を通じて明らかにしようとした。敗戦による自信喪失、朝 鮮戦争による進駐軍の駐留。若者に哲学と平和の大切さを説いた大島校長の苦節10年を見る。 続きを見る
48.

論文

論文
石川, 朋子
出版情報: 北九州市立大学国際論集.  pp.57-76,  2022-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000949/
概要: 本稿は北九州市立大学短期留学生の留学評価に関する調査結果を報告するものである。31名の短期留学生に「留学理由、満足度、日本人や日本社会に関して分かったこと、予想外だったこと、困ったこと、要望」について尋ね、記述式によって得られた回答をKJ法 を用いて分類し分析した結果、彼らが「日本語、住居、チューター、人間関係、異文化」に関する事柄を留学評価時の指標として多く用いる様子が明らかになった。 続きを見る
49.

論文

論文
柴田, 弓子
出版情報: 北九州市立大学国際論集.  pp.77-89,  2022-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000950/
概要: 海外と日本の学部3年生を対象に行われたオンライン国際協働学習の実践と参加者の学びについての実践研究報告である。言語や文化、価値観など異なる背景を持つ他者との協働学習は、限定的ではあるものの、オンラインでも実現可能であることが示唆された。
50.

論文

論文
齊藤, 園子 ; マーケン, 美乃里
出版情報: 北九州市立大学国際論集.  pp.91-104,  2022-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000951/
概要: 米国オールド・ドミニオン大学の日本語クラスと北九州市立大学の授業を通じて行われたオンラインによる国際協働学習について報告する。今後のCOIL型教育の展開に寄与する実践例として、課題や発展可能性を考察する。
51.

論文

論文
三宅, 博之
出版情報: 北九州市立大学国際論集.  pp.125-138,  2022-03.  北九州市立大学国際教育交流センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000953/
概要: 政策科学科を中心とする北九大生に対して、アジアを理解してもらう重要な切り口として韓国映画を選び、その評価と自らの韓国観の変化を分析した。
52.

論文

論文
田村, 慶子
出版情報: 北九州市立大学法政論集.  50  pp.1-29,  2022-10.  北九州市立大学法学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000956/
概要: 台湾に長期滞在する日本人のライフヒストリーを聞き取り、分析することで、政治経済的に大きな変動を遂げた台湾に留まり続けた当事者の「個人的理由」は、当時の社会情勢や日台関係とどのように連関しているのか、台湾人や台湾社会との接触・交流にはどのよう な工夫があったのか、台湾人は日本と日本人をどう見ているのか、在台湾日本人の眼には日本社会はどう見えているのかなどを理解・考察するもの。 続きを見る
53.

論文

論文
水野, 陽一
出版情報: 北九州市立大学法政論集.  50  pp.57-72,  2022-10.  北九州市立大学法学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000958/
概要: EU委員会の新しいAI規制案では、AI利用にリスクが存在することを前提としたリスクベースアプローチが採用され、適切なリスク分類によって個人がAIシステムによって不当に損なわれないよう、より一層の配慮を各ステークホルダーに求めている。高リスク AIには法的な規制が、低リスクAIには各ステークホルダー間での自主規制を中心とした運用が行われることにより、AIの適切なコントロールを行うことを目指している。 続きを見る
54.

論文

論文
藤田, 忠尚
出版情報: 北九州市立大学法政論集.  50  pp.155-229,  2022-10.  北九州市立大学法学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000961/
概要: 成文憲法の嚆矢であり「民主的な共同体の自然史を知る上での教訓の宝庫」(ジェイムス・ブライス)とされるアメリカ諸州憲法の改正・修正手続の起源と発達を整理した、古典的な基本文献の翻訳である。
55.

論文

論文
小野, 憲昭
出版情報: 北九州市立大学法政論集.  50  pp.256-238,  2022-10.  北九州市立大学法学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000962/
概要: 遺言者が遺言の全文、同日の日付、氏名を自書した日から27日後に押印がなされた自筆証書遺言を有効な遺言であるとした最高裁令和3年1月18日判決の判断を妥当であり、遺言方式の緩和に新たな一事例を加える事例判断であると評価したもの。
56.

論文

論文
上條, 諒貴
出版情報: 北九州市立大学法政論集.  50  pp.105-135,  2022-10.  北九州市立大学法学会
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000959/
概要: 本稿は、特定の確率分布が満たす性質である、いわゆる「単調尤度比性」について、その基礎的な事項を紹介することを目的とする。身近な具体例を用いながら、そのモチベーションや技術的事項を解説したのち、政治学の数理分析における応用例も併せて紹介する。
57.

論文

論文
西田, 心平
出版情報: 基盤教育センター紀要.  pp.61-80,  2022-03.  北九州市立大学
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000875/
概要: 本稿では、1956~1964年にわたる佐木隆三の作品をたどることで、「創作」から「運動」へ至る表現の軌跡を浮かび上がらせた。主な雑誌として『製鉄文化』『日曜作家』『新社会派』『労働北九州』『緑と太陽』等を対象とした。この作業を通じて、北九州 における文化運動の系譜の一端を明らかにしている。 続きを見る
58.

論文

論文
辻井, 洋行
出版情報: 基盤教育センター紀要.  pp.17-28,  2022-03.  北九州市立大学
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000876/
概要: 本報は、2021年11月25日に、北九州市立大学の全学FD研修「アクティブ・ラーニング型授業における学生の学習を促す評価」にて、紹介した筆者の授業実施方法について、改めて整理し、広くお知らせするためのものである。この研修には、本学内の各部局 から20%の教員が招聘され、特に、大規模授業における受講生の主体的な学びを引き出す方法について、従来やこれからの取り組みについて検討した。学外から招聘された教育方法論の専門家による基調講演の後、経済学部の教員と筆者による授業実践の事例紹介を受けて、参加した教員がグループ・ワークで、各自の経験を共有し、今後の各自の授業運営についての考えを交換した。この研修における筆者の話題提供の目的は、受講生との接点作りにオンライン・ツールを活用したり、受講生によるグループ・ワークに授業時間の多くを用いたりするという方法を示すことにより、本研修参加者同士の意見交換を活性化することにあったと考えている。ここでは、研修時の話題提供の内容を文面として再整理する。 続きを見る
59.

論文

論文
柏木, 哲也
出版情報: 基盤教育センター紀要.  pp.11-31,  2022-12.  北九州市立大学
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000989/
概要: 過去32年間のセンター試験の語彙、文法特性をコーパス分析した通時的変化と韓国、台湾の国家で行う入試問題との比較を行った。タイプ・トークン比、平均文長、平均語長、平均語彙難度(JACET8000基準)、リーダビリティ値に加え、CLAWSを使用 し文法の特徴も調べた。結果として、ほぼ全てに経年ごとの数値の上昇が見られ、英文が難化していることが判明した。 続きを見る
60.

論文

論文
小林, 道彦
出版情報: 基盤教育センター紀要.  pp.75-94,  2022-12.  北九州市立大学
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000990/
概要: 1922年2月9日に行われた山縣有朋の国葬に関する新聞記事の史料紹介。多くの群衆が日比谷公園周辺に殺到している様相が見て取れる。
61.

論文

論文
山本, 進
出版情報: 北九州市立大学外国語学部紀要.  pp.1-30,  2022-12.  北九州市立大学外国語学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00000991/
概要: 明初遼東に対する兵站は本土から直接海運されていた。やがて開中法の利用と併せて折糧銀が毎年10万両送付されるようになった。しかし遼東の開墾が進展すると折糧銀は減額され、不定期になった。
62.

論文

論文
藤田, 俊
出版情報: 基盤教育センター紀要.  pp.95-114,  2022-12.  北九州市立大学基盤教育センター
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00001039/
概要: 陸海軍連名の「軍民離間声明」(1933年12月発表)が惹起した帝国議会と新聞・雑誌の「軍人勅諭」解釈にまつわる論争、政党・軍・メディアの「軍人と政治」に対する姿勢への考察。
63.

論文

論文
齊藤, 園子
出版情報: 北九州市立大学外国語学部紀要.  pp.57-66,  2022-12.  北九州市立大学外国語学部
URL: http://id.nii.ac.jp/1077/00001040/
概要: 2021-22年度北九州市立大学学長選考型研究費による「国際的な取組みへのコミットメントを通じた本学におけるジェンダー平等(SDG5)の推進」の主旨や模擬国連等の関連する取り組みを書き留めた。