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語学教師は学習者の自発的発話にどう対処したか
- フォーマット:
- 論文
- 責任表示:
- 印道, 緑
- 言語:
- 日本語
- 出版情報:
- 北九州市立大学国際教育交流センター, 2017-03
- 著者名:
- 印道, 緑
- 掲載情報:
- 北九州市立大学国際論集
- ISSN:
- 13481851
- 通号:
- 15
- 開始ページ:
- 93
- 終了ページ:
- 112
- 概要:
- この論文では、初級日本語の授業において、教師が学習者の反応についてどのようなフィードバックを行っているかを明らかにすることを目的としている。90分の授業の様子をビデオに録画し、それを文字化した資料をもとに、学習者からの自発的言語行動 (learner initiatives) によって引き起こされた教師のフィードバック行動 (follow-up moves) を抜き出し、その機能を分析、分類した。語学の授業のインターアクションにおける特殊性は言語が教育の内容 (content … ) でもあり、また、教育の手段 (medium) でもあるという点である。一般的に語学の授業の談話 (discourse) においては、form-focused talk (文型や文法に焦点を当てた談話) とcontent/meaning-focused talk (意味や話大に焦点を当てた談話) の2つの形態が現れ、前者はnon-communicative talk、後者はcommunicative talkであるとされる。しかし、この論文ではこの2つを対立するものとしてではなく、互いに補完しあうものとしてとらえる。その上で、教師が学習者との対話を維持し、深めていくために、そのfollow-up movesがどのような役割を果たしているのかを探る。 続きを見る
- URL:
- http://id.nii.ac.jp/1077/00000551/
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